大谷翔平、最新パワーランキングで首位をキープ

大谷翔平（ドジャース）

『MLB.com』は現地9月4日、打者のパワーランキングを更新し、前回に続いてドジャースの大谷翔平を1位にランク付けした。

2位と3位には、こちらも前回同様にカイル・シュワーバー（フィリーズ）と、ニック・カーツ（アスレチックス）が入ったが、4位と5位にはそれぞれ前回はトップ10圏外だったフアン・ソト（メッツ）とジョージ・スプリンガー（ブルージェイズ）が入った。

ランキングを掲載した同サイトの記事では、大谷について「彼はやや低迷する中で8月を終えたが（最後の15試合はOPS .683）、9月は華々しい幕開けとなった」とした。

その上で、「オオタニはピッツバーグでの火曜の夜に、二塁打2本と時速120マイル（193.1キロ）のレーザービーム本塁打を放ったが、これはスタットキャストによる計測が行われてきたここ11シーズンで、6番目に打球初速の速い本塁打だった」。

「オオタニがハリウッドへとやって来る前、ドジャースの輝かしい歴史の中で、1シーズンに50本塁打を記録した選手は皆無だった。オオタニはあと大飛球を4本を打てば、これを2年で2度達成することになる」としている。

◆パワーランキング 6位以下
6位　ラモン・ラウレアーノ（パドレス／前回9位）
7位　アーロン・ジャッジ（ヤンキース／4位）
8位　ジャンカルロ・スタントン（ヤンキース／圏外）
9位　ボー・ビシェット（ブルージェイズ／圏外）
10位 ブライス・トゥラング（ブルワーズ／圏外）

なお、『MLB.com』は同日付で「最終盤に多くを証明する必要のある選手を各チームから1人ずつ選出」と題した記事を掲載しており、メジャー30球団のうち、2球団で日本人選手を選出している。

吉田正尚（レッドソックス）

記事ではレッドソックスから吉田正尚をピックアップしており、メジャー2年目の和製スラッガーについて、「2025年は、オールスターブレーク直前に復帰して以降、打撃で目立った活躍を見せられていない」とした。

そして、「ヨシダがシーズン終盤から10月（のポストシーズン）にかけてアレックス・コーラ監督の選手構成に加わるには、結果を出し始めなければならない」と論じている。

千賀滉大（メッツ）

また、メッツからは長引く不振から、脱却の見通しが立っていない千賀滉大が選ばれており、記事ではメッツの投手陣の現状について、「ルーキーのノーラン・マクリーンとジョナ・トンが投手陣で頭角を現しているため、プレーオフに進出した場合、メッツの先発ローテーションにはたくさんの余裕があるわけではない」とした。

その上で、「これは、10月のチーム構想に加わりたいのであれば、より信頼できる投手であることを証明しなければならないセンガに、直接的な影響を与えるだろう」とした。

さらに、「メッツはセンガに必ずしも長いイニングを投げてもらう必要はないものの、四球を減らし、全体的な成績を向上させることを求めている。彼はシーズン後半に入って、それを一貫して達成できていない」と論じている。

レッドソックスもメッツも、ともに現時点でプレーオフ圏内につけているだけに、10月に入ってもプレー機会を得る上で、2人にはここからの奮起を期待したいところだ。