【ハイライト動画あり】鷺宮製作所、完封リレーで日本製鉄瀬戸内に勝利し準々決勝に進出。都市対抗野球大会

日本製鉄瀬戸内vs.鷺宮製作所

大会は9月3日（水）に7日目を迎え、この日から2回戦へと突入。第3試合では、1回戦でこの大会14年ぶりの勝利を挙げ、2回戦へコマを進めた日本製鉄瀬戸内（姫路市）と、初戦で1点差の接戦を制した鷺宮製作所（東京都）が対戦した。

初回は両先発投手が快調な立ち上がりを見せ、鷺宮製作所の門間滉介が相手打線を三者凡退に打ち取ると、日本製鉄瀬戸内の杉本壮志も死球による走者は出すも、無失点でダグアウトへと引き上げる。

試合が動いたのは3回。後攻の鷺宮製作所は二死から3番・木代成が単打で出塁すると、続く4番・野村工が打った瞬間それと分かるノーダウターの一発を左翼スタンド上段へと運び、2-0と先手を取って試合の主導権を握る。

投げては先発の門間が5回まで、2安打無四死球の無双ピッピングを披露し、前半の相手スコアボードに「0」を並べる。

一方、門間を責めあぐねていた日本製鉄瀬戸内は6回、二死から連続四球で1・2塁と、この試合初めて得点圏に走者を置く。しかし、ここは門間が続く打者を中飛に打ち取り、無失点で終える。

鷺宮製作所は直後の攻撃で、この回先頭の5番・向山基生が単打で出塁すると、犠打と犠飛で二死3塁とする。これに対し、日本製鉄瀬戸内はマウンドに2番手の下堂翔史を送る継投策に出ると、これが奏功し、このピンチを無失点で切り抜ける。

しかし、これで流れが変わるとこはなく、なんとかリードを広げたい鷺宮製作所は7回、相手3番手の川瀬航作に対し、一死3塁と再びチャンスを作ると、内野ゴロの間に3塁走者が生還し、待望の追加点を挙げる。

その後、鷺宮製作所は8回にも1点を追加すると、投げては7回以降マウンドに上がった2番手の中島隼也が完封リレーを完遂。結局、4-0の快勝で準々決勝へと駒を進めた。

◆試合結果
日鉄瀬戸内｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0
鷺宮製作所｜0 0 2 0 0 0 1 1 X｜4

◆投手
・日鉄瀬戸内：杉本壮志、西　陸和、下堂翔史、川瀬航作、西本晴人、吉岡大誓
・鷺宮製作所：門間滉介、中島隼也

◆本塁打
・鷺宮製作所：野村　工（2ラン）