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千賀滉大(メッツ)
ニューヨークの日本人エース右腕が正念場に立たされている。メッツの千賀滉大は現地8月31日(日本時間9月1日)、不振からの脱却を期して本拠地『シティ・フィールド』でのマーリンズ戦に先発登板するも、4回2/3を投げ、7安打5失点、6奪三振2四球の内容で今季6敗目を喫した。
試合は1-5でメッツが敗れ、熾烈なワイルドカード争いを繰り広げるなか、地区下位チーム相手に手痛い連敗を喫することとなった。
◆試合結果
マーリンズ|1 0 2 1 1 0 0 0 0|5
メ ッ ツ|0 0 0 0 0 0 1 0 0|1
この敗戦を受け、現地紙『ニューヨーク・ポスト』は電子版に「ブランドン・スプロートがアピールするなか、カルロス・メンドーザ監督はコウダイ・センガの次回先発について明言せず」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「カルロス・メンドーザ監督によると、ブランドン・スプロートは自身の腕を使いながら自分は準備万端であると、メッツにアピールしているようだ」と前置き。
「このアピールは、コウダイ・センガが先発ローテーションに残るかどうか疑問視されているタイミングでなされた」とした上で、「センガの苦戦は、4回2/3を投げて5失点と、残念な結果に終わった土曜の試合でも続き、メンドーザ監督は不振に苦しむかつてのエースが再び先発登板するかについて、すぐには明言しなかった」と伝えた。
記事によると同監督は試合後、「我々はまだ試合を終えたばかりだ。もちろん、我々は彼を復調させなければならない。今後、彼をどうするかについて、何かしら話し合いが持たれるのは間違いない。ただし、我々の仕事は彼を復調させることだ。それについて、これまで悪戦苦闘してきた」と述べたとのこと。
同様に現地紙『ニューズ・デイ』も試合後、電子版に千賀の今後について論じた記事を掲載している。
同紙は「コウダイ・センガの問題は、もはやメッツにとって無視できないほど大きい」と題した記事の冒頭で、「メッツは正式にコウダイ・センガ問題を抱えている」と切り出し、試合の顛末を詳報した。
そして、前述したメンドーザ監督のコメントを引用した上で、「この会話は(最終的にブルペン落ちしたフランキー・モンタスの際と)似ている」とし、「センガが何であれ問題を直す名目でブルペンに配置転換になったとしても、驚くべきではない」と論じている。
果たして苦悩するエースに次のチャンスは与えられるのか。
通常の登板間隔で行くと、千賀の次回登板は現地7日に行われる敵地レッズ戦の予定となっている。なお、レッズはメッツがワイルドカード争いを繰り広げる相手であり、状況次第では、このシリーズはポストシーズンへの行方に大きな意味を持つ可能性を持っている。
J SPORTS 編集部
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