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千賀滉大(メッツ)
ニューヨークのエース右腕にとって厳しい夏が続いている。
メッツの千賀滉大は現地8月20日(日本時間21日)、敵地『ナショナルズ・パーク』でのナショナルズ戦に今季8勝目を期して先発登板するも、全体的に精彩を欠くなか、5回0/3、84球を投げ、6安打5失点(自責4)、4奪三振2四球の内容で降板した。試合はメッツが4-5で競り負け、右腕は今季5敗目を喫した。
◆試合結果
NYメッツ |0 0 0 0 1 3 0 0 0|4
ナショナルズ|0 0 2 2 1 0 0 0 X|5
現地紙『ニューヨーク・ポスト』は試合後、電子版に掲載したレポート記事の冒頭で、「メッツは試合に負け、勢いも失ったが、これ以上は何も失うことを望んでいない」と前置き。
「メッツはコウダイ・センガが喫した4点のビハインドから反撃に転じるも、ニモを2回以降失うなか、完全に追いつくことはかなわなかった」とした上で、ブランドン・ニモの負傷退場について触れつつ、「また1人の打者を失ったメッツは、またしてもセンガによる不安定な登板を克服することができなった」と伝えた。
さらに記事では、「センガは7月に負傷者リストから復帰して以降、以前とは別の投手となっている。この試合で6回途中5失点(自責4)とした彼は、これで先発登板した直近6試合では、6回に二死しか奪っておらず、その間の防御率を6.00としている」と、中々調子の上がらないここ最近の右腕によるパフォーマンスを要約した。
その上で、「今回は奇妙な展開となり、最初の2失点は痛打されたわけではなかったが、勝敗を決定付けたその後の3失点には言い訳の余地はなかった」と伝えている。
一方、現地局『SNY』は同日付で電子版に「コウダイ・センガが苦闘するなか、メッツは反撃も及ばずナショナルズに5-4で敗戦」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「メッツは水曜の夜、コウダイ・センガがリズムを欠き、長丁場を投げられないなか、それが敗因となり同地区のライバルであるナショナルズに5-4で敗れ、連勝を4に伸ばすことができなかった」と伝えた。
また、記事ではこの日の右腕の失点シーンについて、特に4回の場面に注目し、「4回になると、センガの変化球は目に見えて痛打されるようになり、二塁打2本と三塁打1本でナショナルズにリードを4-0に広げられた」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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