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菊池雄星(エンジェルス)
エンジェルスの菊池雄星は現地8月20日(日本時間21日)、本拠地『エンジェル・スタジアム』でのレッズ戦に先発登板。
7回を88球で投げ抜く効率的な投球を見せるなか、7安打1失点、4奪三振無四球とハイクオリティ・スタートの快投で、チームによる2-1の勝利に貢献した。左腕に勝敗はつかなかったものの、久々の支配的なパフォーマンスにより、防御率を3.42に改善させた。
◆試合結果
レ ッ ズ |0 0 1 0 0 0 0 0 0|1
エンジェルス|0 0 0 1 0 0 0 1 X|2
現地紙『オレンジカウンティ・レジスター』は試合後、電子版に「ユウセイ・キクチが圧倒し、ザック・ネトが深刻な負傷を回避」と題した記事を掲載し、この日の菊池について、「先発のユウセイ・キクチは7回1失点と、ここ数ヶ月で最高のパフォーマンスを見せた」と評した。
その上で、「(エンジェルスの)反撃は、キクチが得るべきだった勝利を手にするには遅すぎた。彼はわずか88球でレッズ打線を切り裂いた。これはフラストレーションの募った、先週のアスレチックス戦で投げた4回の投球数より少ない球数だった」と伝えた。
続けて記事では、「前回(のアスレチックス戦)は、それまでの直近9試合で、キクチが6回を投げ切れなかった8度目の先発登板であり、これが彼に投球戦術を徹底的に見直すことを促すきっかけとなった」とした。
そして、「キクチは配球が予測可能になってしまったことが問題となったため、ここ数日はエンジェルスの打者やコーチたちと何を調整すべきかについて取り組んだと述べている」とした。
「最終的に、彼は速球の使い方を変えることに行き着き、プレート上の左右両サイドに、より頻繁に投げるようにしたのである」と伝えている。
記事によると、捕手のトラビス・ダーノウは菊池の好投の理由について、「この試合では、速球をプレートの左右にきっちり制球できたことが大いに役だったと思う。プレートの片方だけでは、打者は少しやり易くなるからね」。
「だから、彼がプレートの両側に速球を制球できたことにより、これまで効果的だったその他の球種がより効果的になったんだ。今日はそれが表れていたと思う」と分析したとのこと。
一方、『MLB.com』は試合後に掲載した速報記事の中で、「エンジェルスはキクチの好投により、レッズ戦の連敗を10で止め、2019年以来の勝利を手にした」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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