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千賀滉大(メッツ)
ニューヨークのエース右腕が不調のトンネルを脱せずにいる。
メッツの千賀滉大は現地8月2日(日本時間3日)、今季8勝目を期して本拠地『シティ・フィールド』でのジャイアンツ戦に先発登板するも、立ち上がりから精彩を欠き、4回71球を投げ、5安打4失点、4奪三振3四球の内容で降板した。試合はメッツが12-6で勝利し、日本人右腕に勝敗はつかなかった。
◆試合結果
ジャイアンツ|0 1 2 1 0 0 0 0 2| 6
メ ッ ツ |3 0 0 2 0 2 4 1 X|12
現地ローカルネットワーク『SNY』は試合後、電子版に「センガはまたも不安定な登板で勝負にならない投球に悩むも、メッツは『心配していない』」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「オールスターブレーク前に負傷者リストから復帰して以降、コウダイ・センガは中々本来の調子を取り戻せないでいる」と前置き。
そして、「直近3試合の登板で苦戦していた右腕だったが、この土曜の試合でもそれは同様だった」とした上で、「1週間で2度目の対戦となったジャイアンツ戦で、4イニングを投げたセンガは、毎回苦戦を強いられた」と伝えた。
続けて記事では、この試合での千賀の失点シーンについて詳報した上で、カルロス・メンドーザ監督による「彼は今、ゾーンを埋めるのに苦労している。スリーボールのカウント、四球、そして死球が多い。カウントで遅れを取り、ゾーンに投げたところで相手はその代償を払わせた」とのコメントを掲載。
さらに、「これでセンガは4試合連続して自責点3以上を許しており、その間、5回を投げ切ったのは1度のみである」「彼は、ハムストリングは100%回復したと主張しているものの、メカニクス的に特定の箇所で過剰に補正してしまっていると感じており、それが不調の長引いている原因かもしれない」とした。
「いずれにせよ、指揮官はまだそこまで心配していないようだ」とした上で、メンドーザ監督による「彼はより良くなりたいと思っている。彼は競争心が旺盛なんだ。我々は彼の状況を理解している。今回はケガをしてから4度目の登板であり、我々はそのプロセスを理解している」。
「選手によっては、復帰に時間がかかることもあるんだ。私はそれを心配していないし、我々も心配していない。ただ、彼がフラストレーションを溜めているのは確かなところだろう」。
「と言うのも、彼は長いイニングを投げ、良いパフォーマンスを見せたいと思っているから。そして、彼はいずれそうするだろう。だから、私は心配していないんだ」とのコメントを伝えている。
J SPORTS 編集部
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