【見どころ解説】中日助っ人左腕攻略の鍵は左打者！？　1カ月ぶりの連勝へ2年目左腕の高がプロ初先発

先発投手：高太一

連敗を止めた広島が、7月2日までの3連勝以来の連勝をかけて本拠地での中日戦に臨む。7月は4勝16敗3分け、勝率2割で終えた。今日から月も変わり、8月戦線に突入。前夜の勝利を連勝につなげて、勢いを加速させたい。

シーズン自己最多勝利数を更新した森からのバトンを受けて先発するのは、プロ初先発となる2年目の髙だ。1年目の昨季はシーズン最終戦に高校の先輩野村（3軍コーチ兼アナリスト）の引退試合で3番手として登板し、プロ初ホールドを記録した。チームが苦しいときだけに新しい戦力の台頭はチームを活性化させる。プロ2度目の登板で、初星を目指す。

前日2桁安打の打線は、前回7回途中5安打1得点に抑えられた左腕マラーとの再戦となる。前回チーム5安打はすべて左打者が記録。マラーの左右被打率を見ても、右打者を.235に抑えているのに対し、左打者には.312と分が悪い。中軸を担う小園や坂倉ら左打者が攻略の鍵を握る。

文：前原淳