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菅野智之(オリオールズ)
ボルチモアの日本人ベテランルーキーが見事な盛り返しを見せた。
オリオールズの菅野智之は現地7月10日(日本時間11日)、ダブルヘッダー第2試合となった本拠地でのメッツ戦で先発登板すると、6回4安打3失点と、クオリティ・スタート達成の好投で、今季7勝目を挙げた。試合はオリオールズが7-3で勝利した。
◆試合結果
NYメッツ |2 0 0 1 0 0 0 0 0|3
オリオールズ|0 3 0 0 2 2 0 0 X|7
現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に菅野の勝利を伝える記事を掲載。その中で、この日の右腕の数字を振り返った上で、「スガノは直近5試合(22回1/3)の先発登板で防御率8.87と苦戦していただけに、この6試合ぶりのクオリティ・スタート達成は本人にとって、オールスターブレークを迎える上で励みとなるだろう」と伝えた。
一方、現地ニュースサイト『ボルチモア・バナー』は同日付で「トモユキ・スガノはオリオールズによるメッツ戦の勝利で、完璧ではないが改善を見せる」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「1シーズン全体の先発登板試合の中では、他よりも重みを持つ試合があるものだが、木曜のニューヨーク・メッツとのダブルヘッダー第2試合は、右腕のトモユキ・スガノにとってそんな試合となった」と前置き。
そして、「この試合は締めくくりとしての役割を果たした。これは6月初旬から7月初旬にかけてパフォーマンスを落としていたスガノにとって、オールスターブレーク前、最後の先発登板であり、長期の休みに入る前に雪辱を果たす最後のチャンスだった」とした。
その上で、この試合の序盤で失点を喫した場面について触れつつ、「繰り返し発生する制球の問題と格闘しながらも、スガノは1ヶ月以上ぶりの好投を披露し、状態が良い時の投球を見せた」と伝えている。
また、記事では「スガノの興味深い点は、登板が長丁場になるにつれて調子を上げる傾向にあるところ」とし、「この試合を迎えるにあたり、スガノはシーズン全体を通して、3回までの防御率を6.00としていたのだが、4回から6回の防御率は2.39としていたのだ」とした。
そして、「調子が良いときのスガノは、その調子を試合の後半まで維持できる能力を見せてきた」と、菅野にとっては、序盤をいかに乗り切るが重要であるかを示唆した。
J SPORTS 編集部
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