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ダルビッシュ有(パドレス)
サンディエゴのベテラン右腕が遂にメジャーのマウンドに帰ってきた。
パドレスのダルビッシュ有は現地7月7日(日本時間8日)、本拠地ペトコパークでのダイアモンドバックス戦で今季初の先発登板を果たすと、3回2/3、63球を投げ、3安打2失点、5奪三振3四球の内容でブルペンへバトンを渡した。試合はパドレスが3-6で敗れ、ダルビッシュは今季初黒星を喫した。
◆試合結果
Dバックス|0 1 1 0 2 0 0 2 0|6
パドレス |1 0 0 0 0 0 1 1 0|3
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、同日付で「ケガを乗り越えたダルビッシュが68球の今季初登板」と題した速報記事を投稿。
その冒頭で、「パドレスは不在のユウを待ちわびていた」と前置きし、「パドレスは先発ローテーションがケガで大きな打撃を受けてきたにも関わらず、概ねシーズンを持ち堪えてきた」。
「とはいえ、右肘の炎症でシーズン最初の3ヶ月以上を欠場していたユウ・ダルビッシュが、月曜の夜にチームに復帰したことをパドレスは興奮を持って迎えた」とした。
その上で、この日の右腕の数字について振り返りつつ、「短縮された先発登板ではあったものの、ダルビッシュはいつも通りの姿を見せた」。
「というのも、スタットキャストによると、彼は8種類もの目まぐるしい球種を織り交ぜ、アリゾナの打者を翻弄したのである。彼は初回をわずか10球で三者凡退に仕留め、空振り4つを奪う中で2三振を奪った」と伝えた。
続けて同記者は、「仮にパドレスが我々の最後に見た、10月にドジャース打線を封じ込めたあのバージョンのダルビッシュを得られるのであれば、層の薄い先発ローテーションにとっては、大きな力となるだろう。しかし、彼らは慎重に対処するだろう」とした。
そして、、その理由として「ダルビッシュは8月で39歳になり」「ここ2シーズンで様々なケガに悩まされた」ことに加え、「5月中旬のリハビリ登板で別のケガに見舞われ、復帰が遅れた」点を挙げた。
とはいえ、大黒柱とも言えるベテラン右腕の復帰は大きな意味を持っており、記事では「いずれにせよ、これで遂にダルビッシュは復帰を遂げ、ニック・ピベッタ、ディラン・シース、そしてダルビッシュが最前線に並んだパドレスの先発ローテーションは、これでほぼ完全な形に近づいたのである」と論じている。
J SPORTS 編集部
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