大谷翔平、MVP模擬投票で首位を堅持

大谷翔平（ドジャース）

現地7月1日のホワイトソックス戦で、今季30号本塁打を放ったドジャースの大谷翔平が、『MLB.com』によるMVPの模擬投票で首位の座を堅持した。

同サイトは現地2日（日本時間3日）付で、今季折り返し地点で行ったMPV模擬投票の結果を発表。識者43人による投票の結果、ナ・リーグは1位票39票を集めた二刀流スターが、前回に引き続き、大差をつけて首位に立った。

記事では大谷について、「オオタニは引き続き我々のMVP投票で首位に立っているが、彼は先月にマウンド復帰を果たす前から、このランキングでトップに君臨してきた。以来、彼は3試合に先発登板し、メジャーにおける自身キャリア最速の投球（時速101.7マイル）を見せつつ、防御率2.25をマークしている」とした。

その上で、「今後も我々が、この二刀流センセーションによるマウンドでの、さらなる素晴らしい活躍を見られるのは間違いないところだが、彼をこのリストのトップに立たせているのは、彼の打撃である」。

「MVP3度受賞のオオタニは、本塁打（29）、長打率（.633）、OPS（1.021）、得点（82でMLBトップ／数字はいずれも現地1日の試合前のもの）など、様々なカテゴリーでナ・リーグ首位に立っている。我々は、ほぼ不可能なことを当たり前のようにやり続けるオオタニの活躍を享受してきた」と、今季これまでのパフォーマンスについて振り返った。

そして、「これまでキャリア通算でMVPを4回以上獲得したのはボンズ（7回）のみであり、4度目のMVP獲得となれば、オオタニは極めて限定された選手の仲間入りを果たすことになる」としている。

ナ・リーグでは、2位に1位3票のピート・クロウ＝アームストロング、3位にカイル・タッカー（1位票なし）と、カブスのスター選手2人が続いており、4位には6月以降ようやく調子を上げてきたメッツのフアン・ソト（1位1票）、5位にはナショナルズのジェームズ・ウッドが入っている。

一方、ア・リーグは前回に引き続き、ヤンキースのアーロン・ジャッジが1位票35票を獲得してトップに立っているが、2位に入ったマリナーズのカル・ローリーも1位8票と健闘を見せている。

ア・リーグでは上位2人が1位表を独占しており、3位以下は順にホセ・ラミレス（ガーディアンズ）、ボビー・ウィットJr（ロイヤルズ）、タリク・スクーバル（タイガース）が続いている。