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東北福祉大学 vs. 九州産業大学
第74回全日本大学野球選手権大会が6月9日(月)に開幕。大会2日目の10日(火)は降雨の影響で予定が変更され、明治神宮野球場で1試合、東京ドームで4試合ずつ行われた。
東京ドームの第4試合は、3年ぶり37回目出場の東北福祉大学(仙台六大学野球連盟)と、3大会連続24回目の九州産業大学(福岡六大学野球連盟)の1回戦だった。
東北福祉大は注目の右腕・櫻井頼之介、九州産業大は水崎康平の先発で試合は始まった。東北福祉大は3回表、無死1・2塁のチャンスが二死1・2塁となり、チャンスが潰えたかに思われた。しかし、4番・冨田隼吾の死球で満塁にすると、5番・垪和拓海はレフトに先制の満塁本塁打。一挙に4点のリードを得る。
第74回 全日本大学野球選手権大会
【ハイライト動画】1回戦 東北福祉大学 vs. 九州産業大学
九州産業大も4回裏、5番・中山太智が好投の櫻井頼からソロ本塁打を放つ。さらにリリーフ陣が東北福祉大の追加点を許さず、試合は終盤に入った。
九州産業大は8回裏、櫻井頼に2安打を浴びせて二死1・2塁のチャンス。ここで代打・阿部謙心が、2番手投手の櫻井椿稀からセンター前にタイムリー安打を放ち2点差とした。しかし、一塁走者が3塁でタッチアウトとなり、それ以上の追い上げは叶わない。
東北福祉大は9回裏、主戦格の3年生右腕・猪俣駿太を起用する万全の継投で逃げ切りに成功。4-2で九州産業大を下して、2回戦進出を決めている。
◆試合結果
東北福祉|0 0 4 0 0 0 0 0 0|4
九州産業|0 0 0 1 0 0 0 1 0|2
◆投手
東北福祉:櫻井頼之介、櫻井椿稀、猪俣駿太
九州産業:水崎康平、高野颯波、佐藤翔斗、渡野弘翔、大嶋 柊
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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