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福井工業大学 vs. 近畿大学工学部
第74回全日本大学野球選手権大会が6月9日(月)に開幕。初日は明治神宮野球場、東京ドームで1回戦が3試合ずつ行われた。
東京ドームの第3試合は3年ぶり31回目出場の近畿大学工学部(広島六大学野球連盟)と、3大会連続46回目出場の福井工業大学(北陸大学野球連盟)の対戦だった。
近大工学部は右スリークォーターの本格派・伊藤颯太朗、福井工業大は技巧派左腕・藤川泰斗が先発。試合は引き締まった投手戦となった。
近大工学部は3回表、二死無走者から1番・行武克がレフトにソロ本塁打を放ち1点を先制する。福井工業大も4回裏、一死2塁のチャンスから7番・山田久敬がライト前にタイムリー安打を放ち同点に。試合は1-1で後半に入る。
第74回 全日本大学野球選手権大会
【ハイライト動画】1回戦 福井工業大学 vs. 近畿大学工学部
試合が動いたのは両校のリリーフが登板した終盤。近大工学部は8回表に1番・行武が、この日2本目のソロ本塁打を放ち勝ち越す。しかし、福井工業大も8回裏、相手の失策で出塁した走者が暴投で2塁に進み、8番・細川叶人のタイムリー二塁打で追いついた。
このままタイブレークに入るかと思われた9回裏。福井工業大は二死2塁とすると、4番・高松紳志がライトにサヨナラ2ラン本塁打。福井工業大が4-2で近畿大工学部を下し、2回戦進出を決めている。
◆試合結果
近大工学部|0 0 1 0 0 0 0 1 0 |2
福井工業大|0 0 0 1 0 0 0 1 2X|4
◆投手
・近大工学部:伊藤颯太朗、猪坂尚杜、●石津慶大
・福井工業大:藤川泰斗、○土合章太
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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