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MLBにおける日本人先発左腕というと、昨季、ルーキーシーズンながら大ブレークを果たした今永昇太の大活躍は記憶に新しいが、ナショナルズの新戦力である小笠原慎之介が今永に続く存在となれるかは、今後の注目である。
小笠原はこのスプリングトレーニングでは、先発ローテーション5番手の座を射止めての開幕ロースター入りを目指す立場にあったが、現地3月21日にマイナーの3Aへ降格することが発表された。AIはそんなルーキー左腕の2025年をどう見ているのだろうか。
登板36.88 先発10.08 投球回69.38
防御率4.81 勝利0.80 敗戦1.04 セーブ0 奪三振57.77
与四球28.74 与死球0.72 自責点37.09 失点40.01
被安打67.14 被本塁打9.99 奪三振率7.49
与四球率3.73 被本塁打率1.30 被打率.249
BABIP.296 FIP4.74 WHIP1.38
出場試合数的に考えると、AIはルーキー左腕が一定期間マイナーでプレーするとの予測をしている。また、シーズン通して先発登板は約10試合で、それ以外にリリーバーとして約27試合に登板するとの予測になっており、今後はメジャーに昇格し、先発・ブルペンでも小笠原の出番はあると読んでいるようだ。
ただ、小笠原の最大の武器は、NPBの直近4シーズン連続して規定投球回をクリアした先発投手としてのタフネスであり、タイプ的にMLBのブルペンで輝けるかどうかには疑問符が灯る。
投球回に着目すると、リリーバーとして1登板平均どれくらいのイニングを投げる予測になっているかにもよるが、恐らくAIは小笠原が先発した際の平均イニングを4回から5回弱と見積もっているものと思われ、左腕は日本で見せたイニングイーターっぷりを発揮できないことになる。
パフォーマンス的に見ても、防御率、与四球率、被本塁打率、WHIPなどは、昨季NPBで残した成績(防御率3.12、与四球率1.37、被本塁打率0.56、WHIP1.20)を場合によっては大幅に下回っており、小笠原がメジャーの水に慣れるのに苦労する予測となっている。
参考までに、小笠原が昨季NPBで残した成績は以下の通り。
登板24 先発24 投球回144.1
防御率3.12 勝利5 敗戦11 セーブ0 奪三振82
与四球22 与死球4 自責点50 失点59
被安打151 被本塁打9 奪三振率5.11
与四球率1.37 被本塁打率0.56 被打率.262
BABIP.293 FIP2.91 WHIP1.20
上記と比較すると、AI予測は全体的に低水準になっていながらも、奪三振率と被打率のみ、より良い数字になっているのが興味深いところである。もし、これが2026年以降の伸びしろを見越しての予測だとすると、なかなかな深読みと言えるが、実際にどうなるかは、箱を開けてのお楽しみである。
J SPORTS 編集部
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