【見どころ解説】昨季チーム最多勝の床田寛樹が新井体制最速となる開幕2戦目勝利目指す

先発：床田寛樹

3年連続黒星発進となった広島は、2年連続チーム最多勝の床田寛樹を先発に立てて、今季初勝利を目指す。新井体制では1年目が4連敗、2年目の昨季は2連敗スタートだった。開幕2戦目にシーズン初勝利を手にできれば、新井体制下では最速星となる。

阪神打線は前日、決勝弾の佐藤輝をはじめ中心選手に結果が出ており、勢いづいている。床田は昨季、3勝2敗で5月7月から3連勝中だ。打線の中では被打率.400の近本、同313の.313、同.364の佐藤輝の上位3人を特に警戒したい。

一方、広島は前日4安打に終わった。4安打はいずれも昨季のレギュラー格の選手によるもの。新外国人2選手と初開幕スタメンの二俣は無安打に終わっただけに、新顔の一打で黒星発進の流れを変えたい。

阪神先発富田とは、昨季いずれも中継ぎで6度対戦している。伸びのある直球と制球力を武器とする23歳左腕は昨季、一軍でも二軍でも左打者に対しての被打率が高いだけに、左打者を握りそうだ。

文：前原淳