【ハイライト動画あり】チャイニーズ・タイペイ、最終戦を勝ち4勝1敗でスーパーラウンドへ。WBSCプレミア12 グループB

チャイニーズ・タイペイ vs. キューバ

第3回WBSCプレミア12は、11月18日（月）にオープニングラウンドの最終日を迎え、既に1位と2位のチームが確定しているグループBで、残りの3試合が行われた。

『天母スタジアム』でのデーゲームでは、グループ3位の座をかけ、韓国とオーストラリアが対戦。プレミア12で初めて1次ラウンド敗退となった韓国は3回、相手2番手で登板したスティーブン・ケントに対し、単打と犠打で1死2塁とすると、3番キム・ドヨンがセンターへの適時打を放ち1点を先制する。

先手を取った韓国は続く4回にも2死1・2塁の場面で、相手の守備の乱れから1点を追加すると、なおも2死1・3塁から、ここもキム・ドヨンが再び適時打を放ち、3-0とリードを広げる。

対するオーストラリアは韓国先発のコ・ヨンピョを攻略できず、4回までスコアボードに「0」を並べるも、5回の攻撃では相手2番手のユ・ヨンチャンに対し、2四球と単打で無死満塁のチャンスを作る。

3番手で登板したチェ・スンヨンに対し、1番トラビス・バザーナがフルカウントから四球を選び、押し出しで1点を返す。オーストラリアは、続く6回にも7番リアム・スペンスの適時打で1点を加え、1点差に詰め寄る。

しかし、地力に勝る韓国はその裏の攻撃で、2死1塁からキム・ドヨンが左翼スタンドへ2ラン弾を放ち、5-2 にリードを広げる。主砲の4打点で試合の主導権を握った韓国は、7回以降は3投手の継投でオーストラリア打線を零封し、3点のリードを守り切る形で今大会3勝目を挙げた。

◆試合結果
豪　州｜0 0 0 0 1 1 0 0 0｜2
韓　国｜0 0 1 2 0 2 0 0 X｜5

この日のナイトゲームでは、『台北ドーム』で既に2位でのスーパーラウンド進出を決めている地元チャイニーズ・タイペイとキューバが対戦。チャイニーズ・タイペイは序盤から細かい継投を見せ、先発のファン・ズーポンが、1回1/3を無安打に抑えると、2番手ワン・ジシェンも1回2/3を無失点に抑え、序盤のスコアボードに0を並べる。

試合が動いたのは3回。後攻のチャイニーズ・タイペイはキューバ先発のヨエニス・イエラに対し、2死1塁の場面で2番ジリジラオ・ゴングァンがセンターの頭上を超える適時2塁打を放ち試合の均衡を破る。

先手を取ったチャイニーズ・タイペイは続く4回、四球と内野安打2本で無死満塁のビッグチャンスを作り出すと、内野ゴロの間に1点を追加。一方、大ピンチを最少失点で切り抜けたキューバは直後の5回に、2死2塁で8番アンドリス・ペレスがセンター前へ弾き返すと2塁走者が一気にホームへ。

本塁でのクロスプレーはセーフと判定されるも、チャレンジ後、判定はアウトに覆り、キューバの反撃は幻に終わる。ゲームを通して細く継投したチャイニーズ・タイペイは、結局投手陣7人がキューバ打線を完封。2-0の接戦を物にして東京行きへ花を添えた。

◆試合結果
キューバ　　｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0
チャイニーズ｜0 0 1 1 0 0 0 0 X｜2
・タイペイ

また、『天母スタジアム』で行われた日本とドミニカ共和国の対戦は、2-2で迎えた5回表に日本が、栗原陵矢（福岡ソフトバンク）と坂倉将吾（広島）の連続タイムリーなどで3点を勝ち越すと、9回には5点を奪い、11-3で勝って、オープニングラウンドを全勝で締めくくった。

◆試合結果
日　本　｜1 0 1 0 3 0 1 0 5｜11
ドミニカ｜1 1 0 0 0 1 0 0 0｜ 3

◆グループB 最終順位

1位　日本　5勝0敗
2位　チャイニーズ・タイペイ　4勝1敗
3位　韓国　3勝2敗
4位　オーストラリア　1勝4敗
5位　ドミニカ共和国　1勝4敗
6位　キューバ　1勝4敗

◆スーパーラウンド 試合予定

◆11月21日（木）
・12:00　ベネズエラ vs. チャイニーズ・タイペイ
・19:00　日本 vs. アメリカ

◆11月22日（金）
・12:00　アメリカ vs. チャイニーズ・タイペイ
・19:00　日本 vs. ベネズエラ

◆11月23日（土）
・12:00　ベネズエラ vs. アメリカ
・19:00　日本 vs. チャイニーズ・タイペイ

◆11月24日（日）
・12:00　3位決定戦
・19:00　決勝戦