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野球 コラム 2024年10月27日

山本由伸、7回途中1安打1失点で勝利投手。ニューヨークのメディアは「オフの争奪戦に続き、またしても一杯食わされる」と報じる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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山本由伸(ドジャース)

ヤンキースは逃した魚の大きさを痛感したことだろう…。ドジャースの山本由伸は現地10月26日(日本時間27日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたヤンキースとのワールドシリーズ第2戦に先発登板。

6回1/3、86球を投げ、1安打1失点、4奪三振2四球と圧巻の支配的なパフォーマンスを披露し、チームによる4-2の勝利に貢献した。山本は勝利投手となり、ドジャースはシリーズ開幕2連勝として、現地28日に第3戦が行われる敵地ブロンクスへ乗り込むこととなった。

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『MLB.comの伝えるところによると、「「ベスト・オブ・セブン(7試合制4戦先勝)のポストシーズンのシリーズで、2勝0敗としたチームは92回中77回(84%)そのシリーズを制して」いる。

さらに「現行の2-3-2方式(上位シードの本拠地で第1・2・6・7戦を行い、下位シードの本拠地で第3戦から第5戦を行う)で、本拠地での第1戦と第2戦を制したチームは、56回中45回(80%)そのシリーズを制覇している」とのこと。

現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「ヨシノブ・ヤマモトが卓越した技量を見せた第2戦で、ヤンキースに彼らが何を逃したかを見せつける」と題した記事を掲載。

副題を「ワールドシリーズ初登板で、ドジャースの3億2500万ドル(当時約462億円)の先発投手がエースの様に投球」とした上で、「史上最もアメージングで、ドラマチックだったワールドシリーズ第1戦の次の夜、ドジャースは悠々と4-2の勝利を収め、ベスト・オブ・セブンで行われるフォールクラシック(ワールドシリーズ)で2勝0敗のリードを築いた」。

「試合最終盤に花火(本塁打)は上がらなかったが、どちらにせよドジャースはそれを必要としなかった。それはヨシノブ・ヤマモトがこの夜の大部分を完全に掌握したからだ」と伝えた。

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一方、『ニューヨークポスト』紙は現地26日付の電子版に、山本の快投を伝える記事を掲載し、その冒頭で、「ドジャースの第2戦の先発投手だったヨシノブ・ヤマモトは、冬に幾つかピンストライプに関する知識をほのめかすことでヤンキースに一杯食わせた」とした。

そして、「まあ、そうしたものはググれば分かることではあるが、いずれにせよ、故意であるかそうでないかに関わらず、それは大掛かりなチェンジアップとしての役割を果たし、ヤンキースに彼が西へ行こうとしているという噂は偽りであり、実際のところ彼はブロンクス行きを夢見ているのだと思わせた」と指摘。

シーズンオフの山本争奪戦でヤンキースがドジャースの後塵を拝した経緯を振り返った上で、「そして、ヤマモトはLAが4-2で勝利したこの第2戦で、珠玉のレパートリーを駆使し、フアン・ソトを除く全てのヤンキースの選手をズブの素人に見せることで、また同じことをやったのである」と伝えた。

記事では続けて、「数週間前に肩の負傷から復帰して以降、ヤマモトは喧伝された通りの実力を全く発揮できていなかったが、彼はドジャースとの契約で、3億2500万ドルを受け取ったモンスター級の才能そのものを見せつけることで、またしても我々に一杯食わせたのである」と伝えている。

なお、前述した『CBSスポーツ』の記事では、末尾でこの秋の山本について、「これが10月のエースのあるべき姿。ドジャースはヤマモトが先発した直近7試合で7連勝しており、うち直近4試合はプレーオフの試合であり、知っての通り、そのうちの1つは、彼のワールドシリーズ初先発だった」と伝えている。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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