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野球 コラム 2024年10月4日

好調のロイヤルズ投手陣はヤンキースのMLB最強デュオ、ジャッジとソトを止めらるか。ア・リーグ ディビジョンシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ヤンキースvs.ロイヤルズ

昨季に続き、今季も下克上の嵐が吹き荒れたワイルドカードシリーズでは、地の利を活かせたのはパドレスのみに留まり、ともに地区優勝を果たしたアストロズとブルワーズが、本拠地で涙を飲んだのに加え、本拠地で戦ったオリオールズも下位シードのロイヤルズに敗れ、2年連続でのポストシーズンにおけるスイープを喫した。

この結果、アメリカンリーグ第1シードで2季ぶりのプレーオフとなるヤンキースは、ディビジョンシリーズでロイヤルズと対戦することになったわけだが、今季のディビジョンシリーズでは、これが唯一の別地区チームの対戦となる。

レギュラーシーズンでは、ヤンキースが5勝2敗と大きく勝ち越しているこのシリーズのみどころは、レギュラーシーズンでベーブ・ルース&ルー・ゲーリッグ、そしてミッキー・マントル&ロジャー・マリスと言った歴史に名を残したコンビに勝るとも劣らない爆発力を見せた、今季MLB最強の打撃デュオであるアーロン・ジャッジとフアン・ソトと、目下絶好調のロイヤルズ投手陣の勝負ということになるだろう。

レギュラーシーズンの成績を振り返ってみると、ヤンキースのラインナップで2番に入るソトは41本塁打、109打点、OPS .988、そして直後の3番を打つジャッジに至っては58本塁打、144打点、OPS 1.159と、とんでもないない数字をマークしているが、それ以外の主力級の打者に目を向けると、OPSは皆.700台以下であり、そこまで生産性が高いわけではないことが分かる。

極論すると、ソトとジャッジに好き放題させなければ、どうにかなる可能性があるのだ。さらに、その脅威の2人も、ポストシーズンの成績に着目すると、ソトは直近の2022年は、パドレスの一員として12試合に出場するも、打率.239/出塁率.314/長打率.413でOPS .727とパフォーマンスを落としている。

ジャッジも直近の2022年に9試合の出場で、打率.139、OPS .490と大ブレーキになった過去があるため(ジャッジはキャリア通算で見ても44試合の出場で、打率.211、OPS .772と、プレーオフに入るとおとなしくなる傾向にある)、ロイヤルズがシリーズのどこかの3試合で、この2人を沈黙させるのも、あながちありえない話ではないのである。

一方、そのロイヤルズの投手陣は、目下MLBで最も充実した陣容の1つとなっており、第1戦で先発登板するマイケル・ワカ(防御率3.35)、そしてともにワイルドカードで好投したコール・レーガンズ(防御率3.14、223奪三振)、セス・ルーゴ(防御率3.00)と、防御率3点台前半のソリッドな先発ローテーションを、レギュラーシーズン終盤に限ると、リーグ最高レベルのクオリティを誇ったブルペンが支える態勢が完成している。

実際、敵地でのスイープを達成したワイルドカードシリーズでは、先発のレーガンズとルーゴは合わせて10回1/3を投げ、計1失点に抑えており、ブルペンは7回2/3を見事零封している。

打線から大量得点の期待できないロイヤルズではあるが、今季MVP級の活躍を見せトリプルスリー達成で、ア・リーグ首位打者のタイトルを獲得したボビー・ウィットJr.が、ワイルドカードでチームの挙げた全3得点のうち、2打点を稼ぎ出す勝負強さをポストシーズンに入っても見せているだけに、ロースコアの勝負に持ち込めば、アップセットの芽は出てくるはずだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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