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菊池雄星の元同僚にして、吉田正尚の現同僚であるダニー・ジャンセンが、現地8月26日(日本時間27日)にボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックスとブルージェイズの一戦で、MLB史上初めて同じ試合で両チームの選手としてプレーした選手となった。
元々、この試合は現地6月26日にプレーボールが告げられ、2回の時点で雨天延期となっていたもので、この日、2回表から再開されたのだが、当時、ブルージェイズの捕手として出場していたジャンセンは、その後、夏場のトレードでレッドソックスへ移籍し、再開後の試合では、レッドソックスの捕手として途中出場したのである。
ボックススコアを見ると、ブルージェイズ側のメンバーは、ジャンセンがスタメン出場し、ドールトン・バーショが交代で途中出場したことが表記され、レッドソックス側のメンバーはスタメン出場したエマヌエル・バルデスに代わってジャンセンが途中出場ことが表記されている。
『MLB.com』は試合後、単独の記事でこのMLB史上初の珍記録達成を伝えており、ジャンセン本人による「まだ完全に実感はしていないんだと思う。自分が初めてやった選手だと知った時は驚いたよ。だから、とてもクールだね」。
「こう言う形で、このゲームに自分の印を残せたのは奇妙であり、興味深いね。この機会を得られたことに感謝している。結局のところ、これはクールなことだからね」とのコメントを掲載した。
また、記事によると、最近この試合が近づくにつれ、ジャンセンには知人から多くのテキストメッセージが送られていたとのことで、これについて本人は、「皆、歴史が作られようとしていると言い続けていたんだ。とても奇妙なことだね」。
「この状況が歴史的なことになるなんて、想像すらしていなかったから。もうすでにあったことなのだろうと、自分で決めつけていたのかもしれない。最初に脳裏によぎったのはその思いだった」と述べたとのこと。
さらに記事では、「(将来的に)ジャンセンの歴史的達成による所産の1つや2つをニューヨーク州クーパーズタウンにある『野球の殿堂』で目にすることになるだろう」とした、
その上で、ジャンセンによる「絶対にレッドソックスのユニフォームは、殿堂へ送るよ」とのコメントを掲載しつつ、6月26日の試合でジャンセンが着用したブルージェイズのユニフォームをまだ所有しているかについて問われたジャンセンが、「実のところ、僕は持っていないと思うんだ。入手すべきかもしれないね」と答えたと伝えている。
J SPORTS 編集部
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