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野球 コラム 2024年7月31日

【ハイライト動画あり】三菱重工Eastが初優勝、矢野幸耶の2本塁打3打点の活躍でJR東日本東北に勝利。都市対抗野球

野球好きコラム by 大久保泰伸
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JR東日本東北 vs. 三菱重工East

「第95回都市対抗野球大会」最終日、7月30日(火)の決勝戦は三菱重工East(横浜市/西関東第1代表)と、JR東日本東北(仙台市/東北第1代表)の対戦となった。三菱重工Eastは、ここまで伏木海陸運送、SUBARU、日本通運、東京ガス、JR東日本東北はJR西日本、日本製鐵かずさマジック、三菱重工West、西濃運輸を下して勝ち上がった。

どちらが勝っても初優勝となる大一番。まず1回裏に三菱重工Eastは、矢野幸耶の先頭打者本塁打で1点を先制。矢野は3回裏にもライトスタンドへ2打席連続弾を放ち、5回裏にもタイムリー安打と、4安打3打点でチームの全得点を叩き出した。広島カープで内野手として活躍する矢野雅哉の兄であり、この日が誕生日だった矢野は、主将として最高の形で自らの記念日を祝った。

JR東日本東北は、1回表の二死1・2塁のチャンスを逃すと、2回以降は散発の4安打と打撃陣が振るわず、得点は5回表の橋本吏功の犠牲フライの1点のみに終わった。先発の鈴木翔也が矢野の2発に泣き、東京ドームの客席半分を埋め尽くした大応援団の声援に応えられず、30回目出場での悲願達成はならなかった。

三菱重工Eastは、1957年に三菱重工横浜として創部以来、名称変更や組織再編を経て、14回目の出場で初の黒獅子旗獲得となった。橋戸賞(最優秀選手)は1回戦で完封勝利を挙げ、決勝戦では8回から登板して2イニングを無失点に抑えて胴上げ投手になった本間大暉、久慈賞(敢闘賞)は、この日の登板はなかったが、3試合に先発して2勝を挙げたJR東日本東北の小島康明(TDKから補強)が受賞した。

◆試合結果
JR東日本東北|0 0 0 0 1 0 0 0 0|1
三菱重工East|1 0 1 0 1 0 0 0 X|3

◆投手
・JR東日本東北:鈴木翔也、工藤陽平、津高弘樹
・三菱重工East:大野亨輔、畠中優大、長島彰、本間大暉

◆本塁打
・三菱重工East:矢野幸耶(1回ソロ、3回ソロ)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】準決勝 JR東日本東北vs. 三菱重工East|三菱重工Eastが初優勝!

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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