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野球 コラム 2024年7月29日

【ハイライト動画あり】三菱重工East、日本通運のミスを得点につなげて勝利。都市対抗野球

野球好きコラム by 大久保泰伸
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三菱重工East vs. 日本通運

「第95回都市対抗野球大会」、7月28日(日)の10日目。第3試合は、第88回大会(2017年)の準決勝で対戦した日本通運(さいたま市)と、三菱重工East(横浜市)が、ベスト4最後の椅子を争った。

三菱重工Eastは1回裏に日本通運・先発の前田敬太の立ち上がりを攻め、四球と連打で無死満塁のチャンスに4番・小柳卓也がセンターへ犠牲フライを放って1点を先制。さらに江越海地のタイムリーで2点のリードを奪った。

日本通運は3回まで毎回走者を出したが、3イニング連続でダブルプレーの拙攻。4回裏には添田真海の安打と相手失策で二死2・3塁としたが、田中滉伸がライトフライに倒れて得点はならなかった。

三菱重工Eastは、5回裏に一死1・2塁の場面から山中凌真のファーストゴロでダブルプレーを狙った一塁手が悪送球した間に1点を追加。7回裏にも二死2・3塁からけん制悪送球と、相手のミスでリードを広げた。

三菱重工Eastは先発の大野亨輔が5イニングを投げ、2番手の長島彰も2イニングを無失点と、投手陣が日本通運に反撃を許さなかった。8回からは1回戦で完封勝利をマークした本間大暉が登板して逃げ切り、三菱日立パワーシステムズ時代の第88回大会以来となるベスト4進出を決めた。

日本通運は8回まで散発の3安打と打線が振るわなかった。9回表に4番・沓澤侑輝がライトスタンドへ意地の一発を放ったが、準優勝した第88回大会以来となる準決勝進出はならなかった。

◆試合結果
日本通運|0 0 0 0 0 0 0 0 1|1
三菱重工|2 0 0 0 1 0 1 0 X|4

◆投手
・日本通運:前田敬太、松澤海渡、中田浩貴、和田悠佑、相馬和磨
・三菱重工:大野亨輔、長島彰、本間大暉

◆本塁打
・日本通運:沓澤侑輝(9回ソロ)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】準々決勝 三菱重工East vs. 日本通運|相手のミスを得点につなげた三菱重工が勝利

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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