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野球 コラム 2024年7月23日

【ハイライト動画あり】ENEOS、加藤三範と16年ぶり登板の田澤純一が完封リレーで東海理化に勝利。都市対抗野球大会

野球好きコラム by 大久保泰伸
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東海理化vs.ENEOS

「第95回都市対抗野球大会」も4日目。第3試合は2年連続14回目の出場となる東海理化(豊川市/東海第6代表)と、5年連続54回目の出場となるENEOS(横浜市/西関東第2代表)が対戦した。

東海理化・池田大将とENEOS・加藤三範、両先発の好投で4回終了までスコアボードには0が並んだ。均衡を破ったのはENEOS。5回裏に安打と送りバントで一死2塁のチャンスをつくり、長沢吉貴がレフトへ先制タイムリーを放った。さらに川口凌が安打でつないで一死1・3塁となり、松浦佑星がレフト前に落ちるタイムリーと、3連打で2点を奪った。

続く6回裏は村上裕一郎、7回裏には途中出場の小豆澤誠と、2本の2ラン本塁打でENEOSが着実に加点。対する東海理化は4回までノーヒットで、ようやく5回表に池間大智が初安打を放ったが、後続はなく無得点。

その後も4番の武藤健司が2安打したのみで、散発の3安打と打線が沈黙。結果的に得点圏に走者を進めたのは、1回表に無死から連続四球で1・2塁となったのが最後で、3塁を踏めなかった。

ENEOSは8回まで被安打2、7奪三振で無失点と好投した加藤から、9回はMLB通算388試合登板、2022年9月に古巣復帰した田澤純一へスイッチ。

田澤はエースとして橋戸賞を獲得した2008年以来、16年ぶりとなる東京ドームのマウンドに立ち、1安打されたが、無失点で完封リレーを完成させた。前々回の王者が安定した試合運びで、5年連続となる初戦突破を決めた。

>◆試合結果
東海理化 |0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
ENEOS|0 0 0 0 2 2 2 0 X|6

◆投手
・東海理化 :池田大将、河村唯人、金田悠太朗、上野倖汰、河野太一朗
・ENEOS:加藤三範、田澤純一

◆本塁打
・ENEOS:村上裕一郎(6回2ラン)、小豆澤誠(7回2ラン)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】1回戦 ENEOSvs.東海理化|田澤純一が16年ぶりに都市対抗で登板

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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