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SUBARU vs. JFE西日本
大会3日目を迎えた「第95回都市対抗野球大会」。第1試合は2年連続29回目の出場となるSUBARU(太田市/北関東第2代表)と、3年連続13回目の出場となるJFE西日本(福山市・倉敷市/中国第2代表)が対戦した。
SUBARUとJFE西日本は前回大会でも1回戦で対戦しており、この時は2−0でSUBARUが勝っている。ともに代表決定戦をサヨナラ勝利で出場を決めた両チームの再戦は、1点を争う好ゲームとなった。
1回表にSUBARUが古川幸拓と外山優希の連続長打で1点を先制。3回表には秋山岳士がバックスクリーン左へ本塁打を放ち、続く藤原龍之介もレフトスタンドへ2者連続本塁打で2点を追加した。
SUBARU先発・八野田龍司に3回までノーヒットに抑えられたJFE日本は4回裏に反撃。二死から4番・綿屋樹がチーム初安打を放つと、古田塁がセンターオーバーのタイムリー2塁打、新田旬希のタイムリーと続いて2点を返した。
1点差となった直後の5回表、SUBARUは先頭の藤原がレフトスタンドへ2打席連続弾となる豪快な一発。結果的にこれが決勝点となった。JEF西日本は5回裏に後藤将太の2塁打から河内愛哉の犠牲フライで再び1点差としたが、6回以降は得点圏に走者を送ることができず、前回大会のリベンジはならなかった。
SUBARUは前回大会で完封勝利を挙げた阿部博光が8回から登板し、2イニング無失点で試合を締め括った。一発攻勢の打線は外山、秋山がルーキーで藤原は2年目と、若い力で2年連続の初戦突破を果たした。
◆試合結果
SUBARU |1 0 2 0 1 0 0 0 0|4
JFE西日本|0 0 0 2 1 0 0 0 0|3
◆投手
・SUBARU :八野田龍司、阿部博光
・JFE西日本:岩本龍之介、尾田恭平、武藤祐介
◆本塁打
・SUBARU:秋山岳土(3回ソロ)、藤原龍之介(3回ソロ、5回ソロ)
文:大久保泰伸
第95回 都市対抗野球大会
【ハイライト動画】1回戦 SUBARU vs. JFE西日本|3本塁打でSUBARUが勝利
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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