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今永昇太(カブス)
シカゴのルーキー左腕が前半戦の締めくくりとなる試合で、オールスターゲーム選出の正当性をパフォーマンスで示して見せた。
カブスの今永昇太は現地7月10日(日本時間11日)、敵地オラクルパーク・アット・カムデンヤーズでのオリオールズ戦に先発登板すると、目下アメリカン・リーグ東地区首位で、MLB最多本塁打を誇る強力打線を相手に6回6安打無失点、6奪三振1四球と快投。
サイ・ヤング賞投手コービン・バーンズとの投げ合いを制する形で今季8勝目を挙げた。試合はカブスが4-0で勝利し、4月中旬以来となる2シリーズ連続での勝ち越しを決めた。
地元紙『シカゴ・サンタイムズ』は試合後、電子版に「カブスがイマナガのオールスターゲーム前最後の先発試合でオリオールズを完封」と題した記事を掲載し、その冒頭で6回に一死2・3塁から、2者連続三振でピンチを脱したシーンについて振り返った。
その上で、今永の女房役を務めた捕手のミゲル・アマヤによる「彼は謙虚でナイスガイで面白いんだ。でも、仕事の時間となると、マウンドで自分の仕事をこなすんだ。そこに、彼が僕らを代表したオールスター選手である理由があるね」とのコメントを伝えた。
続けて記事では、「イマナガは29球を要した初回から調整し、試合のほぼ全体でリアルな得点の脅威を避けていたが、クレイグ・カウンセル監督にとっては、6回が傑出していたようだ」とした上で、指揮官による「彼はとにかく圧倒した。(2者連続三振は)素晴らしい終わらせ方だった。そして素晴らしい先発登板だった」とのコメントを伝えた。
また、記事では左腕が今夏のオールスターゲームで、「フィリーズのレンジャー・スアレスに、何が彼をそこまで効率的にしているのか」を聞くことにしていると伝えた。
そして、「火曜に背中の張りで負傷者リスト入りしたドジャースのタイラー・グラスナウがアーリントンへ行くようであれば、速球について彼の知恵を拝借しようとしている」ことを明らかにした。
カブスの主砲であるコディ・ベリンジャーは、「当然の選出だね。とにかくアンビリーバブルな奴で、彼の球宴出場にワクワクしている。メジャー1年目でこっちに調整し、初めて選ばれたオールスターゲームでの経験は、彼にとって忘れられないものとなるだろう」とコメントしている。
J SPORTS 編集部
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