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野球 コラム 2024年6月10日

今永昇太、今季6勝目。復調に指揮官やチームメートが絶賛

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今永昇太(カブス)

シカゴのルーキー左腕があるべき姿を取り戻したようだ。ここ2試合精彩を欠いていたカブス今永昇太は現地6月9日(日本時間10日)、敵地グレートアメリカンボールパークでのレッズ戦に先発登板すると、6回2/3を投げ、5安打2失点、7奪三振1四球の好投で先発3試合ぶりにクオリティ・スタートを達成し、今季6勝目(1敗)を挙げた。

現地紙『シカゴ・サンタイムズ』は試合後、電子版に「ショウタ・イマナガが復調し、カブスは対レッズのスイープを免れる」と題したレポート記事を掲載し、その冒頭で今永がこの日最後に投じた大きく曲がるスライダーで三振を奪ったシーンについて振り返った。

その上で、「カブスによる4-2の勝利で、イマナガは6回2/3を投げてレッズを2点に抑え、荒れた2試合からのリバウンドを果たすなか、メジャーリーグでのキャリア最初の歴史的な9試合の時と同じように支配的に見えた」と伝えた。

さらに記事では、クレイグ・カウンセル監督による「最高の投手も安打を許す。彼(今永)はそれが起こらないかのように、我々を惑わしていたんだ。試合へ出れば、いつでも試練となるが、彼はその試練に対して桁外れに素晴らしかった。ただ、彼でも良い投球をしなければ炎上する。このリーグの他の全ての投手と同じようにね」とのコメントを引用。

そして、「彼は日曜に多くの投球ミスをせず、レッズを5安打に限定した」「初球ストライクの速球は、ストライクゾーンの天辺に決まったが、ここはプレートの中央ながらライジングする特質により、イマナガのフォーシームが特に活きる場所なのである」と、この日の左腕の投球を振り返った。

一方、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「『アンビリーバブル』なイマナガが、レッズを抑えて軌道を元に戻す」と題した記事を投稿。

その中で、クローザーのヘクター・ネリスによる「ショウタはシーズンを通して好調に見えるし、これまで支配してきた。彼には悪い2試合があったけれど、それは問題じゃない。これはシーズンなんだ。野球なんだよ。良い結果を出すために頑張っているけれど、結果がどうなるかは分からない。今日の彼は精神的に強い状態で試合に入った。彼は支配したね」とのコメントを掲載。

この日3打点で今永を援護したイアン・ハップは、「彼は素晴らしい仕事をした。僕らの彼に対する期待値はかなり高いんだ。いや、皆の期待値が高いということなのだけど。彼はシーズンの1/3を終えて、(防御率)2点未満なんだ。彼はアンビリーバブルだ」とのコメントを交えながら左腕の好投を振り返った。

J SPORTS編集部

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