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野球 コラム 2024年6月4日

【横浜好き】ベイスターズ、交流戦最初の1週間は3勝3敗

野球好きコラム by 大久保泰伸
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牧秀悟(ベイスターズ)

初優勝した昨季から連覇を狙うセ・パ交流戦。東北楽天、北海道日本ハムとの対戦となった最初の1週間は3勝3敗と五分の成績で終わりました。

ハマスタではBクラスの東北楽天に負け越し、敵地でAクラスの北海道日本ハムに勝ち越しと、ある意味、意外な結果となりましたが、勝ちゲームでは主軸の劇的弾や若手の躍動など、みどころが多くありました。

◆交流戦8年連続白星スタート

チームが苦手とする交流戦だが、開幕試合では5-2で埼玉西武に勝利した2016年以来、連勝が続いている。相手は前述の埼玉西武から北海道日本ハム(3-0)、東北楽天(9-2)、オリックス(3-1)、オリックス(10-3)、福岡ソフトバンク(4-3)、東北楽天(3-2)で、今季も東北楽天に6-1で快勝して交流戦開幕戦8連勝となった。

試合前から雨が降り続いたこの試合は、初回に相手ミスと宮崎敏郎のタイムリー二塁打で先制。1点差に追い上げられた3回には筒香嘉智のタイムリーなどで2点を追加し、6回には山本祐大のタイムリーの後、今季初スタメンとなった西浦直亨のタイムリーで楽天を突き放した。

7回表の楽天の攻撃中に雨足が強くなり、雨天コールドで勝利が決定。先発したケイが7回1失点で、記録上では来日初完投勝利となる3勝目を挙げた。

◆連日の劇的弾で北海道日本ハムに連勝

エスコンフィールド初見参となった31日の日本ハム戦は、4回までに筒香の4号ソロ本塁打などで2点をリードしたが、先発の東克樹が2本のソロ本塁打を浴びて同点のまま6回2失点で降板。

8回に3番手の山崎康晃が味方のミス絡みの失点で勝ち越しを許したが、9回にオースティンが起死回生の同点弾。延長戦に入って10回、1死1・2塁のチャンスに森敬斗が決勝タイムリーを放ってカード初戦を制した。

続く6月1日の同カードも8回を終えて3-3と接戦の展開となったが、またも9回に前日一軍復帰を果たしたばかりの牧秀悟が決勝の6号ソロ本塁打を放った。今季のパ・リーグで台風の目となっている北海道日本ハム相手に、土壇場に飛び出した主軸の劇的弾でカード勝ち越しを決めた。

◆内外野で期待の若手が躍動

ドラ1ルーキーの度会隆輝が二軍降格となった後も、1番起用の蝦名達夫が28日の楽天戦で二塁打2本の活躍など、熾烈な争いが続く外野陣。筒香がDHに入った31日の試合では、8番・ライトでスタメン出場した梶原昂希が攻守で躍動した。

2回の第1打席で先制点となるタイムリー三塁打を放つと、その裏の守備ではライトから本塁へのレーザービーム送球で失点を阻止した。翌日の試合でもタイムリー安打の後に盗塁を決めるなど、走攻守三拍子揃ったプロ3年目が定位置へアピールしている。

内野手では、2019年ドラ1の森敬。30、31日に2試合連続のマルチ安打など3試合連続で安打を放ち、30日には延長10回に決勝点となる勝ち越しタイムリーを放ってヒーローとなった。京田陽太やルーキーの石上泰輝林琢真、ベテランの大和など、候補が五指に余るショートストップで『大本命』が存在感を見せている。

◆今週の「初」

29日の東北楽天戦で佐々木千隼が今季初登板。昨オフの現役ドラフトで移籍した佐々木は、0-4の8回に登板して1イニングを無失点。ビハインドでの登板だったが、ハマスタにあの大魔神以来となる『ピッチャー・佐々木』のアナウンスが響き渡った。

1日の北海道日本ハム戦では中川虎大がプロ初勝利を挙げた。3-3で同点の8回に4番手として登板した中川虎は、1イニングを奪三振2のパーフェクトリリーフ。直後の9回に牧の決勝弾が飛び出し、中川虎はプロ7年目で悲願の初勝利をマークした。

◆今週の度会隆輝(5月29日~6月2日)

29日のくふうハヤテ静岡戦は3打席凡退の後、二塁打と内野安打で5打数2安打。翌30日は併殺打など、6打席無安打(1四球)に終わり、31日の巨人戦はスタメン落ち。代打で出場したが見逃し三振に終わった。

1番に戻った1日も4打席無安打(1四球)で、2番での出場となった2日も5打席で1安打のみ(1四球)。それでも二軍では打率.333と高打率をキープしている。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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