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床田寛樹(広島東洋カープ)
「鬼門克服」と喜んだのも束の間、やはり交流戦という舞台は甘くありませんでした。開幕カードで2017年以来、カード勝ち越しのなかったオリックスに連勝。
しかも2戦目は今季最多の19安打14得点、投げては先発の森下暢仁から3投手の完封リレーで14-0の圧勝と、今季は交流戦が逆の意味でシーズンの(好)結果につながるのか、とも思われましたが、30日に守備の乱れから逆転負けを喫すると、敵地で福岡ソフトバンクに3連敗と、ある意味「見慣れた」結果となってしまいました。
2勝4敗に終わった先週の6試合ですが、先発投手陣は6月2日のアドゥワ誠(5回途中3失点)を除く5投手がいずれもクオリティスタートと、相変わらずの安定感を誇っています。
オリックスに連勝した試合では、床田寛樹が7回1失点、森下暢仁が7回無失点で勝利投手に。敗れた試合でも、九里亜蓮が6回無失点、大瀬良大地が7回1失点、今季2度目の先発となった玉村昇悟も6回2失点と、勝ちが付いてもおかしくない好投を見せています。
好投した3人が勝ち投手になれなかったのは、リリーフ陣の不振と守乱でした。30日の九里は、自らスクイズと犠飛で2打点を挙げるなど、今季2勝目に向けて万全とも思える結果を残しましたが、2番手の矢崎拓也から塹江敦哉、黒原拓未が合わせて5失点。小園海斗の集中力を欠くプレーから大量失点につながるなど、守備が足を引っ張る場面が見られました。
31日の大瀬良は、7回1失点と好投しながら、味方の援護に恵まれず、1-1の同点で降板。8回に登板した島内颯太郎が自身15試合ぶりとなる失点で接戦を落としました。
島内は2日の試合でも同点の10回に登板し、今宮健太、栗原陵矢を抑えて2死を取りながら、緒方理貢に四球を与え、近藤健介にサヨナラ2ランを被弾しています。1日の玉村は2失点でしたが、矢野雅哉の悪送球、石原貴規の悪送球と味方のミスがいずれも失点につながり、自責点はゼロでした。
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