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野球 コラム 2024年5月29日

ダルビッシュ門下生、マエケンが日米通算200勝へ向かう

野球好きコラム by 山田 結軌
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ダルビッシュ門下生、マエケンは日米通算200勝を目指す

“弟子”の一人として、大先輩の記録に尊敬思いを巡らせ、感謝の念を抱いている。パドレスのダルビッシュ有投手(37)が5月19日のブレーブス戦で日米通算200勝(NPB93勝・MLB107勝)を達成。タイガースの前田健太投手(36)も過去を振り返りながら、先輩との交流を振り返った。

「僕はもう中学校から知っているんですけど、ダルさんのことは」

中学時代、前田の所属する忠岡ボーイズとダルビッシュがプレーしていた羽曳野ボーイズは、大阪府内で地理的にも近く練習試合をするなどチーム自体に交流があったという。

「2学年上なので全然(個人的な)接点とかはないですよ。先輩が仲良かったとかはあるんですけど、全く接点はなかった。中学校のときから、から『ダルビッシュ有ってすごいな』みたいな」

個人的な親交が始まったのは、2010年。マエケンは当時、広島カープ入団3年目の22歳でエースへの階段を駆け上がっていた。その中、5月15日、マツダスタジアムでの広島対日本ハムで2人の投げ合いが実現した。結果的にこの試合は、九回に広島が1-0でサヨナラ勝利。前田が9回完封勝利、ダルビッシュは8回無失点とエース対決にふさわしい投手戦だった。

ダルビッシュは打席に立った前田に投じるボールで思いを伝えた。捕手のサインに首を振り、3打席で10球。当時、前田は「意外と球が動くなぁ、と思った」と打席で“異変”を感じていた。その意図は、試合後にダルビッシュがブログで明かしている。

MLB(メジャーリーグ)

「敵ながらナイスピッチングだと思いました。これからセ・リーグを背負って、他の投手を引っ張っていく存在になってもらいたい。僕に対してどういう意識があったかは、わかりませんが、僕のレベルを知らせるべく、前田君の打席では右打者に投げる球種をほとんど投げました。(カーブは投げられずじまいでしたが)これからもっと練習して、もっとすごい選手になってもらいたい(十分すごいけど)」(※当時のブログより)

マエケンはマウンドからの“メッセージ”を受け取り、翌日の試合前にあいさつに向かった。以来、食事をともにするなど交流がスタート。20代前半の前田にとって、球界トップのダルビッシュは背中を追う存在だった。

「自分よりもすでにすごいピッチャーが、僕よりも考えて取り組んでいた。やばい、このままだと俺、一生この人に勝てないと思ったんですよね。このまま行けば、差がどんどん広がっていくだけだな、と思った」

本格的にウエートトレーニングに取り組み、栄養学の勉強も始めた。前田がメジャー移籍した2016年以降も関係は深まり、2021年の右肘手術後のケアなどについて今もアドバイスを与えてくれる。負傷者リストに入れば、すぐに心配するメッセージが届いた。

「基本的に僕の先生です。こうやって順調に(手術から)復帰できたのもダルさんのおかげ」

前田もまたベテランの領域に入り、経験や学んだことを次世代に伝えていく立場となった。現在、MLB67勝でNPBでは97勝。“ダルビッシュ門下生”として自身も目指す日米通算200勝まであと36勝だ。

(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。

Twitter
@YamadaSANSPO

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