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ダルビッシュ有(パドレス)
サンディエゴのベテラン右腕がキャリアハイに並ぶ無双状態を継続させている。
パドレスのダルビッシュ有は現地5月12日(日本時間13日)、本拠地ペトコパークでのドジャース戦に先発登板すると、5回二死まで無安打無四球のパーフェクトピッチングを披露するなど、7回101球を投げ、2安打無失点、7奪三振1四球と圧巻のパフォーマンス。
今季3勝目(1敗)を挙げるとともに、日米通算199勝目をマークし、キャリア200勝へ王手をかけた。試合はエースの快投と、序盤の本塁打攻勢で主導権を握ったパドレスが、4-0で勝利し、ナショナルリーグ西地区のライバルとのシリーズ勝ち越しを決めた。
地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』は試合後、電子版に掲載したレポート記事の冒頭で、「首に張りのあったユウ・ダルビッシュは、先月、2週間にわたり戦列を離れた」と前置き。
その上で、「復帰以降の彼は、加速し続けている」とし、続けて、「37歳のベテラン右腕は4-0で勝利した日曜の試合で、ドジャースを7回に渡り零封し、連続無失点イニングをキャリアハイに並ぶ18回とした」と伝えた。
更に記事では、右腕が7回を投げ終えてダグアウトへ引き揚げるシーンについて、「最後の2人の打者となった、マックス・マンシーとパヘスを三振に打ち取ったダルビッシュが、マウンドを降りると、チケット完売となった4万3881人の観衆の熱狂的パドレスファンの陣取る部分から、彼を称える『ユウウウウウウウウウ!』の大歓声が轟いた」と伝えている。
一方、『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合後、「ダルビッシュが支配し、パドレスはドジャースから、またもシリーズ勝ち越しを回収」と題した速報記事を投稿。
その中で、「7回を無失点に抑える見事な投球」を見せた「ベテラン右腕は、速球と速いスライダーの両方を使用するなど、全般的に強い投球でアタックし、ドジャースの打者の体勢を崩した」と、この日のパフォーマンスを要約した。
なお、同記者によると「ディラン・シース(7回1安打)、マイケル・キング(7回2安打)、そしてマット・ウォルドロン(5.1回2安打)に続き、パドレスの先発陣は4人連続で5回以上を投げて2安打以下に抑えた」と伝えた。
そして、「EIALSのスタッツによると、少なくとも1893年以降、これまででこの快挙を達成した先発ローテーションは皆無だった」とのこと。
J SPORTS 編集部
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