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野球 コラム 2024年5月3日

【広島好き】カープの3・4月を振り返り、月間MVPを選んでみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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その他の投手では、森浦大輔が6試合で防御率1.69、黒原はリリーフでも5試合登板で、先発と合わせた7試合の防御率は1.46と1点台をキープしています。勝敗などの数字では、栗林が6セーブ(1ホールド、1敗)をマーク。島内は2勝1敗3ホールド、塹江が1勝3ホールド、矢崎が5ホールド、中崎翔太は8試合登板で1勝1敗2ホールドとなっています。

主軸が苦戦した野手陣

野手は菊池涼介と小園海斗が全24試合に出場し、秋山翔吾22試合、坂倉将吾と堂林翔太が21試合、野間峻祥、田村俊介、矢野雅哉20試合と、8人が20試合以上に出場。

8人の打撃成績を見ると、打率トップが野間で.304、本塁打は坂倉が2、打点は10の菊池が最多となっています。20試合で4番を任された堂林は、打率.246、0本塁打、4打点、全試合で3、5番起用の小園は打率.247、0本塁打、8打点。期待の新鋭・田村は打率.197、0本塁打、2打点と苦戦しています。

ベテランの秋山は打率.257、1本塁打、4打点と、本来の実力からすればやや物足りない感もありますが、17日から起用された1番では打率3割超をマークしており、西武時代から慣れ親しんだ打順で、ヒットメーカーの本領発揮が期待できそうです。

二塁、遊撃でスタメン起用も増えてきた矢野は打率.222ですが、打率1割台に終わった昨季からはレベルアップの兆しもあり、何より全盛時の菊池をも彷彿とさせる守備は、非力な打撃をカバーして余りある貢献度と言えるでしょう。

20試合未満の選手では、上本崇司が17試合で打率.297をマークしていますが、特筆すべきなのが、12試合出場ながらチームトップの3本塁打を放っている宇草孔基です。打率.286、6打点で外野の一角を確保しつつある大卒5年目の27歳は、「今年ダメなら後がない」意気込みで、飛躍が期待できそうです。

◆3・4月の月間MVPは栗林良吏と宇草孔基

月間MVPは、投手は昨年からさらに無双感が増した感もある床田や、腕を下げた投球フォームで切り札になりつつある塹江などが候補ですが、12試合で打たれた安打はわずか3本、四死球も1つのみと、絶対的守護神として復活した栗林を選出。

野手は数字的に言えば野間ですが、代打、決勝、先制と3本の本塁打は全て勝ちゲームでのもので、インパクトも満点だった宇草にしたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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