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野球 コラム 2024年4月5日

鈴木誠也、打撃好調の要因は打球初速の上昇か

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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鈴木誠也(カブス)

カブスの和製スラッガー・鈴木誠也が、寒さの残るシカゴの春を熱く沸かせている。スプリングトレーニングで、打撃絶好調だった鈴木誠也の勢いは止まるところを知らない。

現地4月2日(日本時間3日)に本拠地リグレーフィールドで行われたロッキーズ戦で、弾丸ライナーでバックスクリーンへ飛び込む今季1号2ラン本塁打を放つと、続く3日のシリーズ第3戦でも弾丸ライナーで左中間スタンドへ消える2号ソロを放ち、カブスによる本拠地開幕シリーズでのスイープに大きく貢献した。そして、この日本人右翼手の打棒に、『MLB.com』が注目している。

同サイトは現地4日に、「シーズン第1週から各チームの押さえておくべき重要ポイント」と題したレギュラーシーズンの第1週を総括する記事を掲載。そこで、カブスの『重要事項』として「セイヤ・スズキはハードにボールを打っている(速い打球を飛ばしている)」点をピックアップ。

記事ではまず、「スプリングトレーニング中、スズキはカクタスリーグでのプレーで、打率.459、6本塁打、1.593 OPSをマークし、カブスの右翼手は昨季終了時点の好調を持続させているとの期待をもたらした」と、鈴木が開幕直前まで見せていた無双ぶりについて触れた。

そして、「仮にシーズン序盤の、スズキによるハードヒット(速い打球初速)の数字が何かしらの兆候であるとするならば、今年は彼にとって大きな年となるかもしれない」と前置きした。

その上で、「スズキは火曜に2024年に入り、これまでで最も打球初速の速いホームラン(時速115マイル/185.1キロ)を放っており、平均打球初速を時速95.1マイル(153キロ)として水曜を迎えた」とした。

さらに「全体像のために例として挙げると、昨年MLBで規定打席に達した打者で最速だったアーロン・ジャッジは時速97.6マイル(157.1キロ)をマークし、それにロナルド・アクーニャJr.(94.7マイル/152.4キロ)が続いた」と伝えた。

記事では、「昨年のスズキは、このカテゴリーで83番目のパーセンタイル(上位17%)に入ったが(91.4マイル/147.1キロ)、カブスにとっては、激アツだった2023年の上がり2ヶ月で、彼が新しいギアを見つけたことが希望となっている」と、スズキの好調が一過性のものでないことへの期待を滲ませている。

J SPORTS編集部

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