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今永昇太(カブス)
今永昇太がMLBデビューで、肌寒いシカゴの空気を熱くする快投を披露した。
現地4月1日(日本時間2日)に、まだ寒さの残る本拠地リグレーフィールドで行われたロッキーズ戦で先発登板したカブスのルーキー左腕は、初回からメジャー初戦とは思えない堂々たる投球を見せ、6回途中までノーヒットピッチングを継続。
結局、6回2安打無失点、9奪三振無四球の快投でホームクラウドを大いに沸かせた。試合は、カブスが本拠地開幕戦を5-0で勝利し、今永は記念すべきMLB初勝利をマークした。
地元紙『シカゴトリビューン』は同日付で、電子版に「ショウタ・イマナガの輝かしいMLBデビューが、カブスによる5-0の勝利に火を付ける」と題した記事を掲載。
記事の中でこの日の左腕のパフォーマンスについて、「ロッキーズはイマナガを打開することができなかった」と前置きした上で、「彼はこのシーズン序盤ではカブスの先発投手で最長となる6回を投げて無失点に抑え、打者9人を三振に打ち取りつつ、四球を出さなかった」とした。
そして、「イマナガは初勝利を挙げるなかで、めったにない快挙達成者の仲間入りを果たした。彼はカブスの投手として、1901年以降では、MLBデビュー戦で6回以上投げつつ、9奪三振をマークした初の投手となり、球団史上メジャーリーグデビューで2番目に多い奪三振を記録した選手として、ダッチ・ルーサー(1917年)とジョーダン・ウィックスに並んだ」と伝えた。
また、記事ではこの日、冴え渡った左腕のスプリットについて、「ロッキーズはイマナガのスプリットに対して、答えを出せなかった」とした上で、「彼は月曜にスプリットを24球投げ、12回の空振りを誘った」と伝えた。
さらに、「最終的に空振り20回をマークしたイマナガは、スプリングトレーニングのスタートから、スプリットに関しては感触が良いと述べており、それをロッキーズ戦での先発に継続させることに成功した」と伝えている。
一方、同じく地元紙の『シカゴサンタイムズ』は、電子版に掲載した記事の冒頭で、6回二死でノーラン・ジョーンズを三振に打ち取ってイニングを締めくくった直前の場面について、「月曜のリグレーフィールドで、6回に左腕のショウタ・イマナガが投球板を再び踏みしめると、スタンドのカブスファンはゆっくりと立ち上がった。彼らの口笛と声援がその瞬間の興奮のほどを物語っていた」と振り返った。
なお、『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で「普通のルーキーではない:イマナガがMLBデビューでノーノーに迫りつつ9奪三振」と題した記事を投稿。
その中程で、「彼はMLBデビューで6回無失点としつつ、9奪三振無四球としたMLB史上2人目の投手となった」と、今回の今永の快挙について紹介している。
J SPORTS 編集部
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