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野球 コラム 2024年3月31日

AIが予測する松井裕樹のMLB2024シーズン成績:NPB時代より防御率と与四球率の悪化で苦戦と予測

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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AIが予測する松井裕樹の2024年成績

渡米した松井裕樹の1年目は、日本を代表するクローザーがMLBでどれくらい通用するのか、という観点から、とても興味深いシーズンとなる。

昨年のWBCではボールの違いに対応しきれていない印象を受けたが、今のところ、スプリングトレーニング(3試合に登板し、防御率0.00、被打率.182、WHIP 0.67)、そしてレギュラーシーズン開幕後のパフォーマンス(3試合に登板し1勝0敗、防御率0.00、被打率.222、WHIP 1.00)を見る限り、MLBへの適応に問題はないようだ。

恐らく、ダルビッシュ有や、パドレスのアドバイザー・野茂英雄氏といったメジャーを知悉した先人たちの存在も大きく物を言っているのだろう。そんな環境下で上々のスタートを切ったように見える松井だが、AIはそんな左腕のデビューイヤーをどう予想しているのか。まずは松井の昨季を主要スタッツで振り返ってみよう。

◆2023シーズン成績
登板59 先発0 投球回57.1 防御率1.57
勝利2 敗戦3 セーブ39 奪三振72 与四球13 与死球0
自責点10 失点14 被安打38 被本塁打3
奪三振率11.30 与四球率2.04 被本塁打率0.47 被打率.189
BABIP.261 FIP1.43 WHIP0.89

39セーブは昨季パ・リーグ1位の数字だが、昨季ナショナル・リーグ最多セーブもデビッド・ベッドナー(パイレーツ)と、カミーロ・ドバル(ジャイアンツ)の39だった。

奪三振率11.30、与四球率2.04、そしてK/BB(奪三振と与四球の比率)5.54は、そのままMLBの2023年シーズンのスタッツに反映させると、クローザーではトップクラスの数字であり、昨季MLBで20セーブ以上マークした23人に限定すると、K/BBはトップ、そして被打率.189とWHIP0.89は2位に相当する成績となる。

しかし、シーズンオフに守護神ジョシュ・ヘイダーの去った今季パドレスでは、ロベルト・スアレスがクローザーを任される見通しとなっており、松井はセットアップの役割に回る公算が高い。

なお、参考までに、昨季ナ・リーグトップの30ホールドをマークしたタイラー・ロジャース(ジャイアンツ)の主要スタッツは、防御率3.04、K/BB 3.16、被打率.236、WHIP 1.15。

パドレスで、チームトップの22ホールドをマークしたスティーブン・ウィルソン(現ホワイトソックス)は、防御率3.91、K/BB 2.11、被打率.185、WHIP 1.17という数字を残している。では、AIの予想する松井の2024年を見てみよう。

◆2024シーズンAIの予測成績
登板62.2 先発0 投球回63.6 防御率4.39
勝利1.9 敗戦2.2 セーブ5.8 奪三振66.8 与四球28.2 与死球1.2
自責点31 失点33.7 被安打55 被本塁打8.3
奪三振率9.46 与四球率3.99 被本塁打率1.17 被打率.229
BABIP.297 FIP4.24 WHIP1.31

AIは松井の苦戦を予測している。特に防御率と与四球率の悪化は顕著であり、この予想だとK/BBは2.37となるが、防御率4.39とK/BB 2.37はそれぞれ、昨季MLB全体で20ホールド以上マークした28人の中では、ワースト3位とワースト4位に相当する数字となる。

ちなみに『ファングラフス』の『Steamer』予想では登板62、投球回62、防御率3.38、3勝3敗6セーブ、奪三振率11.29、与四球率3.78、K/BB2.99、被本塁打率1.05、被打率.213、BABIP.287、FIP3.63、WHIP1.21となっている。

AIの大胆予想と比べると、こちらはどちらかと言うと「当てにいっている」感じがするが、実際に松井がこの秋にどのような答えを出すかは、とても楽しみなところである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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