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上沢直之は新天地でメジャー昇格のチャンスをつかむ
次なる進路へ、決断した。米大リーグ、レイズとマイナー契約を結び、メジャーのオープン戦とキャンプに参加していた上沢直之投手(30)が契約内の条項を行使し、他球団とのメジャー契約を目指すため、退団した。3月24日、地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)などが報じた。権利行使から48時間以内にベンチ入りメンバー26人に加える意思を示す球団があれば、レイズは自軍の26人枠に入れるか、トレードするかの選択を迫られる、という契約内の条項があるようだ。そして、レッドソックスへの金銭トレード移籍が成立。メジャー40人枠に入った。
メジャー流の投球に適応しながら、徐々に調子を上げていた。3月21日には、レッドソックスのマイナー選手とのBゲームで先発。三回は4アウトなどの変則ルールで5回2/3を想定し、78球を投げた。打者21人に対し4連続を含む7三振を奪う好投だった。一回先頭打者に右越え本塁打を許してからは、16人連続アウトを奪っていた。キーポイントは、高めの速球だ。
「基本的に真っすぐは高めに投げた方がいい、と指示をもらっている。確かに日本ではあんまりない指示です。でもデータ的にそれが一番、抑える確率が高いと出ている。僕もそこにいわれた指示にしっかり従ってやっていきたいと思っていますし、その高めの真っすぐを生かすためにいろんな変化球を低めに投げることがすごく大切かなとは思っています」
上沢のフォーシームは回転数が高い。昨季のメジャー平均は2249回転(1分間換算)。この日、上沢の直球は球速こそ87~91マイル(約140~146キロ)と決して速くはない。しかし、回転数は2500~2600回転。打者は球速表示以上に球威を感じる、というわけだ。高めに投げることで凡打を誘い、マイナーの打者が相手とは言え、充実した内容で好結果を出し、メジャー昇格をアピールしていた。
先発投手に厚みを持たせたいレッドソックスが獲得。上沢は開幕のベンチ入りメンバーの26人からは外れたが、今後はマイナー戦で好成績を示し続けることができれば、メジャーでのプレー機会は十分にチャンスがある。メジャーのマウンドに立つ日を目指し、挑戦の日々は続く。
文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。
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