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オープン戦の首位打者となった度会隆輝
オープン戦の全日程が終了し、ドラフト1位ルーキー・度会隆輝が史上2人目となるオープン戦新人首位打者に輝きました。
度会は先発出場した対外試合で16試合連続安打をマーク。3月24日の北海道日本ハムとのオープン戦最終戦も、5打数3安打の猛打賞で、最終的に打率.434(53打数23安打)をマークし、2位の細川成也(打率.290)を大きく引き離しての首位打者となりました。
「オープン戦の成績はアテにならない」とよく言われますが、これだけの活躍を見せられると、今週末から始まるシーズンでも期待せずにはいられません。新人選手のオープン戦首位打者は、2014年の井上晴哉(千葉ロッテ)以来、10年ぶりとなりますが、実際のところ、オープン戦首位打者はシーズンでも活躍しているのか、調べてみましょう。
まずはその井上晴哉ですが、2014年のオープン戦は、15試合に出場して46打数20安打の打率.435、2本塁打、7打点と、今季の度会と同等の成績を残しています。そこからシーズンの成績は36試合出場で、打率.211、2本塁打、7打点と、オープン戦の成績からすれば期待外れと言わざるを得ない結果に終わっています。
最近5年間を見ると、まず昨年2023年の栗原陵矢(福岡ソフトバンク)は、オープン戦打率.415に対して、シーズンでは96試合の出場にとどまり打率.239、13本塁打、49打点でした。同年のベイスターズのトップは、ルーキーの林琢真で、オープン戦打率は.296(12球団で3位)、シーズンでは65試合出場で打率.206でした。
2022年は高部瑛人(千葉ロッテ)で、オープン戦打率.393に対して、シーズンでは137試合出場で打率.274、3本塁打、38打点とキャリアハイの成績を残しています。ベイスターズのトップは知野直人で打率.289(7位タイ)でしたが、シーズンでは16試合出場で打率.154に終わっています。
2021年のオープン戦首位打者は、東北楽天の島内宏明で打率.400をマーク。シーズンでも141試合出場で打率こそ.257でしたが、21本塁打、96打点で自身初となる打点王のタイトルを獲得しています。
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