【無料動画あり】超絶アスリートが『野球』をやってみた！最終決戦は『3イニングマッチ』 大久保嘉人は結局どのスポーツも「うまい」！？

　

トップアスリートたちが、別のスポーツに挑戦するシリーズ企画『超絶アスリートが◯◯をやってみた！』の野球編。ここまででアスリート軍団は『ピッチング』『盗塁』『バント』『ロングティー』の各試練に挑み、3ポイントを獲得した。ということで、最終決戦はゲーム形式でポイント分を加算し、3-0とリードを奪った状態から試合開始となる。

ハンデを得た大久保嘉人（サッカー界のレジェンド）率いるアスリート軍団だが、副キャプテンの高木菜那（スピードスケートのオリンピック金メダリスト）は、さらに勝負を有利に進めるべく、ここまでの流れを汲んで（？）、またしても無茶ぶりのハンデ獲得交渉に乗り出す。

この日は悪天候のため、急きょソフトボールで3イニングのみの対決となったため、高木の提案するハンデは、栃木ゴールデンブレーブスが攻撃する時のみ、全回1アウトで交代するというもの。つまりは、すべてのイニングが走者なし2アウトからの攻撃になる。「野球は2アウトからが勝負！」とはよく言うけれども…！？

3-0という点差に加えて、かなり大きなハンデとなるが、栃木ゴールデンブレーブスの寺内崇幸監督（元ジャイアンツ）は、「我々は全3アウトで終了！？」と苦笑しつつも、「じゃあ、それでいきましょう」と、これまで同様に何を言われても快諾するのだった。

ちなみに、悪天候で足元が悪いのでケガの危険性を考慮して、不慣れなアスリート軍団が守備の場合、栃木ゴールデンブレーブスの打球が守備陣を抜けた球は、追う必要はなくシングルヒット止まり（ホームランを除く）とする。

さて、試合開始。栃木ゴールデンブレーブスは、重いソフトボールをしっかりと打ち返していく。打球が次々と、アスリート軍団の守備陣の頭上を越えていくのだ。だが、このシリーズ企画でどんなスポーツでも、見事なセンスと勝負強さを発揮してきた大久保が、ここぞの場面で活躍。寺内監督も「守備がうまい！」と嘆くほどの華麗な打球処理をみせる。

高木も気迫のヘッドスライディングを見せるなど、見事なポテンシャルを発揮。ところが、今ひとつルールを把握していないため、二塁走者でチャンスを迎えるも後続の内野フライで全力疾走（！？）。ベンチから慌てて、塚原直貴（陸上短距離の五輪銀メダリスト）が「菜那ちゃん、違うんだ、戻って！」と叫ぶも、あっという間に三塁へ。あえなく帰塁できずアウトとなるのだった。

そんなこんなのドタバタ劇もありながら、ハラハラドキドキの攻防が繰り広げられる。第3・第4の試練でもキープレイヤーとなった『栃木の二刀流』中山貴史は、ソフトボールでも豪快なバッティングを披露。果たして勝負の行方は？白熱の最終決戦をお楽しみください。

（文中敬称略）

取材・文：松山ようこ