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野球 コラム 2024年2月28日

【横浜好き】ベイスターズの神奈川出身&ゆかりの選手を調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

今年も各社の選手名鑑が書店に並ぶ時期になりました。名鑑には選手の出身地や経歴などが載っていますが、今回はベイスターズに縁のある神奈川県、横浜市などに関係が深い選手について調べてみました(データは宝島社『プロ野球選手データ名鑑2024』)。

まずは直球で神奈川県出身の選手から。今季のベイスターズには大貫晋一、松本隆之介、石川達也、中川颯、石田裕太郎、堀岡隼人の6人が所属しています。

昨年から田中俊太、加藤大の2人が抜けましたが、移籍組の中川颯、堀岡、新人の石田裕と3人が新たに加わり、前年比では1人増ということになりました。松本隆や中川颯、石田裕などは少年時代からベイスターズファンだったことで知られています。

6人のうち、松本と石川は地元の保守本流である横浜高校出身で、中川颯も地元の強豪校である桐光学園高校出身。大貫は静岡県の桐陽高校、石田裕も同じ静岡の静清高校、堀岡は青森県の青森山田高校と、県外の高校出身となっています。

神奈川県出身以外では、静岡県出身の森敬斗が桐蔭学園高校、広島県出身の大田泰示が東海大相模高校、今年のドラフト1位ルーキーの度会隆輝は千葉県出身で横浜高校出身。大学では佐賀県出身の濱口遥大と、大分県出身の梶原昂希が神奈川大学の出身です。梶原は大学時代に「ハマのギータ」と呼ばれていました。

社会人野球では、前述の度会が横浜市に本拠地を置くENEOS出身です。神奈川県には東芝や、現在は休部となっている日産自動車(2025年から活動再開)などのチームがありますが、残念ながら現在のベイスターズに両チームの出身選手はいません。

独立リーグでは、BCリーグに「神奈川フューチャードリームス」があり、2020年には宮城滝太とディアス、2022年はマルセリーノ、勝又温史、2023年もマルセリーノが派遣されています。フューチャードリームスには、2020・21年は内野手のデラロサ、2022・23年に加藤、昨年までは投手のコルデロも派遣されており、昨年限りでベイスターズを戦力外となった加藤は、今季から同チームの所属選手になることが決まっています。

フューチャードリームスはチーム設立以来、育成外国人を中心に選手交流は活発に行なっていますが、同チームからベイスターズ入りした選手はまだいません。近い将来、ベイスターズ入りする選手が登場するかもしれません。

コーチ陣では、鈴木尚典一軍打撃コーチと小池正晃一軍外野手守備コーチが横浜高校出身。田代富雄一軍打撃コーチは藤沢商業高校の出身です。

お立ち台での合言葉となった「I LOVE YOKOHAMA」など、近年は地元密着の姿勢がより強くなった感のあるチームですが、こうした形で選手のプロフィールを調べてみるのも、選手名鑑の楽しみと言えるかもしれません。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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