【楽天好き】則本昂大、目標は30セーブ以上。そして「辰己には舐められてます」

守護神に転向した則本昂大

今季からチームの守護神を務めることが発表された則本昂大が、第2クールの2日目（2月7日）にJ SPORTSのキャンプ中継でインタビューに登場。長く親交のある野球評論家の『ギャオス』さんこと、内藤尚行氏がインタビュアーを担当した。

現役時代からヒーローインタビューでファンを楽しませてきた内藤氏が、いきなり則本に、抑えに成功したら遂行するというネタを伝授。すると、スタジオで解説を担っていた鉄平氏も「やってください。期待してますよ」と後押し。則本は「ヤバいですってば…」と戸惑いながらも、だんだんと受け容れそうな雰囲気に……。

また前回、辰己涼介が「僕が抑えで、則本さんが野手に転向」とインタビューに応じていたことについても、笑顔で言及していました。動画と合わせてお楽しみください。

――　則本選手に来てもらいました。こんにちは！ギャオス内藤のホットインタビュー、ご来店ありがとうございます。勝手にコーナーを作ってしまいました。則さん、状態はどうですか？

「はい、いい感じで来てると思います」

――　状態としては何割ぐらいまで来てますか？

「第1クールが50点ぐらいだったので、65点ぐらいにはなったんじゃないでしょうか」

――　順調ですね。ところで、今シーズンから抑えということになりましたが、心構えはどうですか？

「ワクワクしていますね。早く試合で投げたいというのが、今一番に思っていることです」

――　守護神転向の提案というのは、誰から伝えられたのですか？

「今江監督から直接です。秋季キャンプ中に、監督室へ『明日、何時に来てくれ』という連絡が来て、その時に言われました。驚きは、そんなになかったです。前日、もしかしたらと思ってたので。（それで実際に）言われて、『わかりました。やります』と」

――　ストッパーのイメージって、ご自分の中で何かありますか？

「いやあ、わからないです。自分がどういう風なスタイルになるかわからないので。だから早く試合で投げたいという思いですね」

――　誰かにアドバイスはもらいましたか？松井裕樹とか？

「そうですね。松井裕樹は（守護神転向を）言われた後、練習の時間帯が一緒だったので、そこで『松』にだけは相談しました。心構えとか、調整方法とかをいろいろ聞けたと思います」

――　これからは毎試合、則さんに会えますね？

「そうですね。セーブシチュエーションであれば。たくさん投げたいと思います」

――　具体的に目標している数字は？

「30セーブはあげたいという思いがあります。『松』が抑え1年目で33セーブを達成したので、まずはそれを目指したいと思います」

――　やりましょう！

「達成できたら、何かプレゼントくれますか？」

――　それね。僕も一生懸命考えたけれど、このネタを提供しようと思うんだよね。

「ネタですか！？いやそれ…どういう？」

「則ストップ」を決めるギャオス内藤さん

――　則さんって、すぐに熱くなれるじゃん？「よしっ！」ていう。それはもう当たり前として。だから則さんが抑えたら、「則ストップ」というね。（1セーブしたら）『1（いち）則ストップ！』（2セーブ目をあげたら）『2則ストップ』というのを、やってほしいなと思うんです。

「なんですか、それ！！」

――　それで、ヒーローインタビューがあったら、今日も勝ちました。皆さん、ご唱和お願いします。 「ノリストップ！」って、やってほしいんだよね。

「キッツイな～。それは……（笑）」

――　じゃあ、それはちょっと置いといて、今シーズンは投手キャプテンですね？どんなことをしていますか？

「特に何かしているということはないですが、まずは自分の練習に対する態度もそうですし、試合が始まれば成績でも、しっかりとしないと、という思いです。今は若い選手たちに声をかけて、どういう選手なのかを知ろうとしてます」

――　スタジオには鉄平さんがいるので、鉄平さんどうぞ。

鉄平さん：則本選手、お疲れさまです。「則ストップ」、期待してますよ。最初が肝心なので、1回やっちゃえばね。

内藤さんの提案に戸惑う則本昂大

――　1則ストップ、2則ストップ！

「ヤバいですってば…。1発目にやっちゃったら、ずっと続けないといけないじゃないですか」

――　ヒーローインタビューでね。「今日も勝ちました！則ストップ！」ってね

鉄平さん：もうやるだけだと思いますね。期待してますよ。

「鉄平さん、悪いですね（一同笑い）」

鉄平さん：けっこう格好いいなと。僕自身、そういうのなかったので羨ましいですよ。

「なるほど……。いや、ちょっと、参考にはします」

――　みんなにいろいろと伝授してるけど、大体やってくれないんだよね。

中田アナ：則本さん、1つ聞いていいですか？ 先日、辰己涼介選手がこのインタビューに来てくれたときに、真剣な表情で「抑えをやります」と言っていたんです。

「いやあれ、頭おかしいですよ（笑）」

中田アナ：則本さんと辰己さんは、仲が良いんですか？

「はい、そうですね。仲良いというか、多分若手の中では一番僕をなめているんです」

中田アナ：お2人でのヒーローインタビューも楽しみに待ちたいと思います。

「そうですね、辰が頑張って、僕が抑えて。抑えなのでヒーローインタビューに呼ばれる可能性は低いと思いますが、同じところで上がれたらいいと思います」

中田アナ：最後に、ご覧になっているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

「はい。このキャンプでしっかりと鍛えて、3月末は仙台で開幕します。皆さんそこで楽しみに待っててください」

――　ということで「今日も勝ちました。則ストップ！」

「まだですって！あかんて、あかん！」

鉄平さん：最後の一言、やってくれると思ったんですけどね。

その後、鉄平さんは『則ストップ』のポーズについて、「ちょっと昭和のアイドルっぽいのが気になりましたけども」と指摘。

一方のギャオスさんは、なおも則本に「やっぱりダメ？」と相談すると、則本も「いや、いけなくはないですけど、先に広めてもらっていいですか？みんなが周知していてくれると、やりやすいんで」とやり取りしていました。

文／写真：松山ようこ