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インタビューでボケ続ける辰己涼介
「残念そこは辰己」のフレーズが定着するほど、広い守備範囲と強肩による好プレーでファンを魅了する辰己涼介。昨季で3年連続のゴールデングラブ賞を獲得し、今年も期待される外野手の要が、J SPORTSの生インタビューに登場し、最初から最後まで「守護神に転向した辰己」の設定でボケ通した。
これには、現地の中田光浩アナウンサー、解説の川崎憲次郎さんが話を引き戻そうとするも、あくまで守護神でキャンプインしている体を崩さない辰己。それならばと話を合わせ、ついには実況の熊谷龍一アナも「則本投手は野手に転向されますが…」とさらなる設定を強化。
すると、よしきたとばかりに辰己が、さらにボケて答えるという謎の即興インタビューが実現した。
中田:辰己涼介選手です。よろしくお願いします。まずは3年連続のゴールデングラブ賞受賞、おめでとうございます。
「ありがとうございます」
中田:今年はどんな1年にしていきたいですか?
「そうですね。今年は監督から『抑え』をやってくれと言われたので、その準備をしてきました」
中田:ええと…、それは則本選手じゃなかったでしたっけ?辰己選手も?
「(真顔で)え?則本さんも言われてるんですか?」
中田:ああ、なるほど。では、打つ方では今年どうでしょうか?
「いやあ、抑えなので交流戦の時に打席に立てるかもわからないですけど。もし機会があれば頑張ります」
中田:第1クールも今日で終わりですけども、キャンプはここまでどうですか?
「そうですね。結構、投げ込んでいるので、肩肘が結構来てますね」
中田:今日もこれからブルペンですか?
「今日はもう投げ終わりました」
ボケる辰己に戸惑う川崎さん(右)と熊谷アナ
中田:スタジオには川崎憲次郎さんがいらっしゃいます。どうぞお話ください
川崎:こんにちは。投げ込みは順調でしょうか?
「ちょっと飛ばしすぎているかな、というところです。でも、ルーキーの時の気持ちで投げてるので、その気持ちを忘れずにやっていきたいと思っています」
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辰己涼介選手インタビュー(2月4日放送)|「守護神に転向した設定」でボケ続けた謎のインタビュー
川崎:ルーキーのときの気持ちを忘れずに、っていいじゃないですか。それをバッティングにも生かして欲しいと思います。キャンプはまだ始まったばかりですけど、スイングの調子はどうですか?
「スイングは、今のところポジションが変わるんでできてないんですけど、はい。腕の振りは、いい感じかなと思います」
川崎:じゃあ……、最高ですね(笑)?
「そうですね。ケガがないようにして、あとはチームのために腕振るだけかなと思います」
川崎:今年、どこか変えた部分だったり、あとは重要視してるところなどがあったら教えてください。
「そうですね。去年までとはトレーニング方法や、身体の作り方が一気に変わりますし、フィールディングとかも大事になってくるので。外野をやってたときは、サインを覚えたりとかあまりなかったですが、牽制のサインとか、その辺のサインがちょっと多くて困ってます」
熊谷:今年はピッチャー部門ですと辰己選手、いや辰己投手ですね、失礼しました。どんなタイトルを狙っていますか?
「そうですね。最多勝は取りたいと思います」
熊谷:あと、よく話をされて仲も良いと聞いていますが、則本選手が野手に転向されましたけども、その辺はどう感じてらっしゃいますか?
「僕と同じ右投げ左打ちなので、結構パンチ力あると思いますね。160キロ近くを投げた投手ですから。すごくリストの効いた打撃もできてると聞いてます。野手と投手とでトレードみたいな形になりましたが、僕は投手を引っ張って、則本さんが野手を引っ張るということなので、頑張っていきたいと思います」
川崎:本当にそうなったら面白いですけども(笑)。実際、やっぱり野手陣を引っ張っていきたいという思いがあるんですよね?
「則本さんがですか? いや僕は、投手陣を何とか引っ張っていきたいですね」
熊谷:いよいよ時間が来てしまうので、最後に川崎さんから質問をしていただいていいですか?
川崎:今年は、どの数字を一番に狙っていきますか?
「まずは、抑えを任せられた中で投球、規定投球回も投げていきたいと思っているので、もう投手も野手も、タイトルを総なめできるよう、やっていきたいと思います」
中田:辰己ファンも辰己節が聞けて、ホッとしてると思います。今年も期待しています。
「はい、頑張ります。ありがとうございました」
インタビュー後も、中継では辰己選手のキャッチボールの場面になると、熊谷アナが、「ついに投球練習がはじまりましたね」と実況し、川崎さんは「投球フォームのバランスは悪くない」と解説。
今回の契約更改時に辰己が黄土色のダブルスーツで昭和を演出したことにも触れると、川崎さんは「僕はピンクや黄色、緑のダブルスーツで、ギャオス内藤はピンクや赤とかでしたけどね。目立ってなんぼの当時と比べるとまだまだ」とのダメ出し(?)をしつつ、辰己のブレないボケぶりには、「次からは心して質問しますね」と言い聞かせた。
文:松山ようこ
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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