大谷翔平は「打点王」。現地メディアが予想した今季の各部門のリーダー

大谷翔平（ドジャース）

アリゾナでスプリングトレーニングを行うドジャースは、現地2月14日に最初の全体練習が行われ、アリゾナ開催のオープン戦であるカクタスリーグ初戦は現地22日の予定。MLBの2024年シーズンは、その足音が次第に聞こえ始めたようである。

そんな中、『MLB.com』は現地6日付で「2024年シーズンの12スタッツのリーダーを予想」と題した記事を掲載し、2024年のレギュラーシーズンで誰が投打のMLBでNo.1になるかを予想している。

ちなみに、この予想は各リーグのトップではなく、MLB全体のトップを予想したものであり、今回は「本塁打」「打点」「盗塁」「出塁率」「長打率」「wRC+」「安打」「二塁打」「三塁打」「セーブ」「投手fWAR」「防御率」の12項目が対象となっている。

記事によると、今回の予想は「ファングラフスの『ZiPS予想システム』を使用した」とのこと。そして『ZiPSシステム』は、今季からドジャースでプレーする大谷翔平が打点王になると予想している。

記事では、大谷が2024年シーズンに122打点をマークするだろうとしており、これについて、「昨年9月に受けた右肘の手術により、オオタニが2024年は投げることができないのは事実だが、その反面、彼が完全に打撃にフォーカスするという明るい希望もある」とした。

その上で、「彼の打席における最高の姿を見たような気になっていたかもしれないが、これは考え直すべきかもしれない。彼にマウンド上でトップの状態に保つ負担がかからない場合、果たしてこの惑星で最高の野球の才能の持ち主は、打席で行うことに全エネルギーを集中させると、何ができるのであろうか」と続けた。

さらに、「2024年はメジャートップの打点？それは的を射ていると言えるだろうし、特にスター揃いのドジャース打線で、彼の周りにいる面々を考慮すればなおさらのことである」とまとめている。

ちなみに、本塁打トップは同じくナショナルリーグのロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）の43本という予想になっており、ZiPSによると、大谷のリーグをまたいだ2年連続本塁打王という快挙は達成されない見通しとなっている模様。本塁打と打点以外の10項目に関する予想は以下の通り。

◆2024年　MLBスタッツリーダーの予想

盗塁：エステウリー・ルイーズ（アスレチックス）
出塁率：フアン・ソト（ヤンキース）
長打率：ヨルダン・アルバレス（アストロズ）
wRC+　：ヨルダン・アルバレス（アストロズ）
安打　：ボー・ビシェット（ブルージェイズ）
二塁打：ワイアット・ラングフォード（レンジャーズ）
三塁打：コービン・キャロル（ダイヤモンドバックス）
セーブ：エドウィン・ディアス（メッツ）、カミロ・ドバル（ジャイアンツ）
投手fWAR：アーロン・ノラ（フィリーズ）
防御率：ルイス・カスティーヨ（マリナーズ）