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広島東洋カープ
球春到来。春季キャンプがスタートしました。新井貴浩監督2年目のシーズンとなる今季のカープはどんな野球を見せてくれるのか。そのヒントとなるキャンプのみどころを挙げていきたいと思います。
◆4番は誰?今季も猫の目打線は続くのか
昨季は7人が4番を務めたカープ打線。新井監督、藤井彰人ヘッドコーチらによるマネジメントは見事だったが、やはり『不動の4番』が存在するのが理想だ。今季、その有力候補だった末包昇大が、左膝内側半月板損傷で早々と離脱。開幕も微妙な状況になった。
そうなると期待が高まるのが新外国人の2人だが、レイノルズはメジャー通算225試合で7本塁打。とは言え、昨季は3Aで22本塁打を放っており、本人も「逆方向に長打が打てる」とアピールしている。メジャーでは、捕手以外の全てのポジションを守った守備の評価が高いが、かつて守備職人と言われながら、シュアな打撃で4番も任されたA・シーツのような活躍を期待する声もある。
シャイナーはマイナー通算102本塁打を誇るパワーヒッターで、昨季は3Aで30本塁打、105打点を記録。メジャー経験ゼロでジャパニーズドリームを目指す大砲候補だが、年俸(推定)を見るとレイノルズが約8300万円、シャイナーが1億2000万円と、球団の評価はシャイナーの方が高いことが窺える。昨季終盤からポストシーズンまで4番を任された堂林翔太、キャンプ一軍スタートとなった林晃汰なども含めた4番争いは注目だ。
◆西川の穴は埋まるのか?熾烈な外野争い
昨季は日本人選手最多の46試合で4番を務めた西川龍馬がFAでオリックスに移籍。必然的に1つ空いた外野のポジションに誰が入るのかもみどころになる。実績を考えると、キャンプは二軍スタートでも秋山翔吾は当確ライン。野間峻祥、堂林翔太、上本崇司らが続く形となるが、ここに来て評価急上昇中なのが高卒3年目の田村俊介だ。
昨季は開幕一軍も結果が残せず、すぐに降格となったが、9月の昇格後は6試合連続安打と持ち味の打撃センスを発揮。左手小指骨折で無念のリタイアとなったが、新井監督も「打撃は1枚抜けている」と評価が高く、一気にブレイクもありそうだ。
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