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横浜DeNAベイスターズ
ポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指していた今永昇太が、シカゴ・カブスと契約しました。4年5300万ドル(約77億円)の大型契約で背番号は18。入団会見では、第一声で「ヘイ、シカゴ」と切り出し、「今日はカブスが勝つよ」と、カブスの応援歌の歌詞を英語で叫び、集まった報道陣の喝采を浴びました。
今オフは長年ブルペンを支えていたエスコバーが契約解除となり、昨季13試合に先発したガゼルマンも戦力外。さらに10勝をマークしたバウアーの去就も未定ということで、支配下の外国人投手はウェンデルケンを除いて、ほぼ総入れ替えとなりました。大幅な戦力低下も危惧される中、1月18日現在で、新たに3人の外国人投手の加入が決まっていますが、どんな投手なのか、調べてみました。
今季から新たにベイスターズに加わったのは、契約順にローワン・ウィック、アンソニー・ケイ、アンドレ・ジャクソンの3人です。
3人の中でもっとも実績があるのがウィックで、メジャー5年間で通算146試合に登板して6勝10敗20セーブ(S)、16ホールド(H)、防御率3.82をマークしています。
現在31歳のウィックは、190センチの長身から投げ下ろす150キロ超の速球が武器の右腕。2012年ドラフト9巡目(全体300番目)でカージナルスに入団した際は捕手としての指名で、その後外野手を経て、投手に転向した異色の経歴の持ち主です。
投手転向後3年目、パドレス在籍時の2018年に初のメジャー昇格を果たしたウィックは、その年は10試合に登板。カブスに移籍した翌2019年からブルペンの一角として定着し、2022年はキャリアハイの64試合に登板して4勝7敗9S、4Hを記録しています。
昨季はメジャーでの登板がなく、3Aで43試合に登板して4勝4敗5S、防御率は6.66でしたが、51回1/3イニングで73奪三振と高い奪三振率を誇っています。2017年には母国のカナダ代表として、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場歴があり、MLB通算でも奪三振率9.86の救援右腕に、前監督のラミレス氏は、自身のYouTubeで「7回か8回の勝ちパターンのセットアッパー」と勝利の方程式入りを予想しています。
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