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野球 コラム 2023年12月12日

大谷翔平、ドジャース加入で現地メディアは『史上最高トリオ』の誕生を伝える

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ドジャースへ移籍する大谷翔平

二刀流スターの大谷翔平が、10年7億ドル(約1000億円)というMLB史上最高規模の契約でドジャースと合意したのは既報の通り。

これによりナショナル・リーグ西地区王者は、2024年シーズンにムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、そして大谷翔平と、3人のMVP獲得経験者をラインナップの先頭に並べることとなったわけだが、現地メディアでは、この3人が来季MLBのナンバーワントリオであることはもとより、「MLB史上最高トリオとなる可能性がある」と報じている。

『MLB.com』のアンソニー・カストロビンス記者は、現地11日付で「2024年に我々は史上最高トリオを見られるかもしれない」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「素晴らしいことは、しばしば3つひとまとまりになっている」と切り出した。

「3匹の子豚、スリー・ブラインド・マイス、3大テノール、三銃士、3バカ大将、東方の三賢人」を引き合いに、「我々の文化には数多くの素晴らしいトリオがいる」とした上で、「史上最高トリオのリストに、野球界からつつましやかに新たなエントリーを提出したい」とし、くだんの3人について「MVPトリオ(MV3?)」と表現した。

同記事は、来季の各チームの強打者3人の格付けとなっており、言うまでもなく1位にランク付されたドジャースの3人については、「これは現在最高のトリオというだけでなく、史上最高の一つとなる可能性がある」とした。

「3人の殿堂級選手」「3人のMVP」「3人のシルバースラッガー賞複数回獲得者」「昨季150打席以上の選手のOPS+(リーグ平均は100)ランキングで1位(オオタニ、184)、6位(ベッツ、163)、8位(フリーマン、161)に入った3人」であることをその理由に挙げた。

また、記事によると「もし、この3人が2024年も再び、OPS+160(リーグ平均を60%上回る)以上をマークした場合、ドジャースは近代野球において3選手が、これを達成した史上4番目のチームの仲間入りを果たすことになる」とのこと。

ちなみにこれまでの3チームは、1929年のヤンキース(ルー・ゲーリッグ、トニー・ラゼリ、ベーブ・ルース)、1963年のジャイアンツ(オーランド・セペダ、ウィリー・メイズ、ウィリー・マッコビー)、そして、2000年のジャイアンツ(バリー・ボンズ、エリス・バークス、ジェフ・ケント)となっている。

さらに、記事では『エリアス・スポーツ・ビューロー』のデータとして、「2024年のドジャースは、前シーズンのMVP投票(両リーグ)でトップ3に入った3選手を擁して開幕を迎える史上5番目のチームとして、1942年のドジャース、1960年のホワイトソックス、1967年のオリオールズ、そして2004年のヤンキースの仲間入りをする」と伝えている。

なお、現地メディアでは、大谷に加え、ドジャースが山本由伸の獲得に動く可能性も伝えており、この冬のストーブリーグはドジャース独り勝ちの可能性すら出てきた模様だ。

J SPORTS編集部

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