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野球 コラム 2023年10月18日

連勝のレンジャーズ、マックス・シャーザーの復活で一気に王手となるか?ア・リーグ チャンピオンシップシリーズ第3戦

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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レンジャーズvs.アストロズ

2023年のアメリカンリーグ チャンピオンシップシリーズ(ALCS)は、ポストシーズン全勝でヒューストンに乗り込んだレンジャーズが、ALCS常連チームのアストロズに敵地で2連勝スタートを飾る驚きの幕開けに。

これでこのポストシーズン無傷の7連勝としたレンジャーズは、早ければ現地10月18日(日本時間19日)に行われる第3戦の結果如何で、ペナント奪取に王手をかけられる状況で、本拠地グローブライフフィールドでの3連戦を迎えることとなった。

その第3戦では、ケガから復帰したサイ・ヤング賞3度受賞を誇る百戦錬磨のマックス・シャーザーが、レンジャーズの先発マウンドに上がることが発表されており、勝敗に関わらず、試合後のヘッドラインを飾るのが確実な状況となっている。

やはり、気になるのはケガ明けのシャーザーが、どこまでコンディションを上げており、どのくらいの投球数を予定しているかだが、それについて、『MLB.com』は現地17日付の記事で次のように伝えている。

「土曜に行われた直近の実戦形式の打撃練習で、シャーザーは65~70球ほど投げており、(ブルース)ボウチー監督は、第3戦で登板する彼の出発点はその辺りになるだろうと述べた。もし、シャーザーの調子が良く、迅速にこなせるようであれば、周りのスタッフは彼を更に投げさせることに反対はしていない」と伝えている。

なお、その第3戦で先発登板する右腕は、2019年にナショナルズの一員としてワールドシリーズ制覇を成し遂げるなど、ポストシーズンではこれまでキャリア通算133回1/3を投げており、経験は申し分ないものの、成績は7勝7敗、防御率3.58と、必ずしも無敵なわけではない。

特に日本のMLBファンにとっては、パドレスのダルビッシュ有との投げ合いとなった昨季のナショナルリーグ ワイルドカードシリーズ第1戦で、シャーザーが5回途中7安打7失点で降板したのは記憶に新しいところであり、今回はケガにより1ヶ月以上実戦から遠ざかったブランクがあるだけに、負ければ後がなくなるアストロズにも、付け入る余地がないわけではない。

一方、アストロズはクリスティアン・ハビアーが第3戦に先発登板する予定となっており、昨季のワールドカップで継投ノーヒッターの先陣を切った先発右腕は、これまでポストシーズンでは15試合に登板し(うち先発は3試合)、計37回2/3を投げ、防御率1.91と抜群の安定感を見せているだけに、ダスティ・ベイカー監督としては、是が非でも先制点が欲しいところだろう。

そうなると、対シャーザーということで、左打者、とりわけこの試合では、ポストシーズンに入り、6本塁打、1.701 OPSと完全に無双状態になっているヨルダン・アルバレスに加え、打順の5番と6番に入ることが予想されるマイケル・ブラントリーとカイル・タッカーがカギを握る存在となりそうだ。

特に、レギュラーシーズンでア・リーグトップの112打点をマークしてチームを牽引したタッカーは、プレーオフに入り打率.091と不振を極めているだけに、アストロズによる反撃というシナリオにおいて、この男の復調は欠かせないワンピースとなっている。

ちなみに、『MLB.com』は現地17日付で掲載した記事の中で、「タッカーはレギュラーシーズンにアストロズが勝った試合では1.096 OPSをマークしつつ、負けた試合では.609 OPSだったため、彼の打線におけるインパクトはマッシブだ」と、数字を用いてタッカーの出来不出来と勝敗の関連性について説いている。

果たして復活を遂げ、チームを勝利に導くのはシャーザーかタッカーか。あるいは、別の誰かが飛躍するのか。注目のALCS第3戦は、日本時間19日(木)午前9:03にプレーボールが告げられる。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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