【ハイライト動画あり】侍ジャパンU-18、東恩納蒼が5回参考も完全試合。プエルトリコに勝って決勝進出決定。U-18ベースボールワールドカップ

日本 vs. プエルトリコ

スーパーラウンド初戦で韓国に快勝し、勢いを取り戻した侍ジャパンU-18。この日は今大会初めてとなる、午前中プレーボールの試合でプエルトリコと対戦した。

前日にオランダを下し、スーパーラウンドで白星発進を遂げながらも、決勝進出へあとがないカリブの強国を相手に、日本は投打で相手を圧倒する見事な試合運びを見せた。

試合が動いたのは初回。日本は先発の東恩納蒼（沖縄尚学）が三者凡退に抑える快調な立ち上がりを見せると、その裏の攻撃で一死から四球と失策に加え、暴投で2・3塁のチャンスを作ったところで、この試合4番・指名打者でスタメン起用された二刀流の武田陸玖（山形中央）がライト前へ2点適時打を放ち、先制に成功する。

日本は2回も東恩納が三者凡退で攻撃に良い流れを呼び込むと、長打と犠打で一死3塁のチャンスを迎えるも、ここは後続がスクイズ失敗と内野ゴロに倒れ、追加点の好機を逸することに。

しかし、日本は引き続き、東恩納が3回も淡々と任務を遂行し、相手打線を三者凡退に抑えて流れを作ると、直後の攻撃で連打と好走塁により1点を加え、3-0とリードを広げる。

日本は4回に3番・緒方漣（横浜）の適時打で1点を追加すると、5回は一死満塁から押し出し、適時打、牽制悪送球、そして代打2人の連打などで、一挙6点を追加し、10-0のコールド勝ちでスーパーラウンド2連勝を飾った。

結局、先発の東恩納は5回53球を投げ、打者15人を無安打無死四球で抑え、参考記録ながらパーフェクトを達成。なお、今大会、東恩納が先発した3試合は全て、日本が10-0の勝利を挙げている。

また、夜に行われた試合でチャイニーズ・タイペイがオランダに勝ち、これで日本とチャイニーズ・タイペイの決勝進出が決定。9日（土）はスーパーラウンド最終戦で、10日（日）は決勝で対戦する。

◆試合結果
プエルトリコ｜0 0 0 0 0 ｜ 0
日　　　　本｜2 0 1 1 6 ｜10

◆スーパーラウンド順位表
1位　台湾　4勝0敗
2位　日本　3勝1敗
3位　アメリカ　2勝2敗
3位　韓国　1勝3敗
3位　オランダ　1勝3敗
3位　プエルトリコ　1勝3敗

◆スーパーラウンド：日本の試合予定
・9月9日（土）19:00　チャイニーズ・タイペイ vs. 日本

◆決勝
・9月10日（日）19:00　スーパーラウンド1位 vs. 2位