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菊池雄星(ブルージェイズ)
MLBキャリア初の2桁勝利を目前に、日本人左腕が約1ヶ月にわたり足踏み状態を続けている。
ブルージェイズの菊池雄星は現地9月2日(日本時間3日)、敵地クアーズフィールドでのロッキーズ戦に、約1ヶ月ぶりとなる白星を期して先発登板するも、5回途中6安打6失点(自責2)、6奪三振4四球の内容で4試合ぶりとなる黒星を喫した。
◆試合結果
ブルージェイズ|4 1 0 0 0 0 0 0 2|7
ロッキーズ |0 2 0 2 4 0 0 0 X|8
◆ア・リーグ ワイルドカード順位表
1位 レイズ 82勝54敗 ゲーム差+5.5
2位 アストロズ 77勝60敗 +1.0
3位 レンジャーズ 75勝60敗 0.0
<↑↑↑ プレーオフ進出 ↑↑↑>
4位 ブルージェイズ 74勝62敗 1.5
5位 レッドソックス 70勝66敗 4.0
これで左腕の今季成績は9勝5敗、防御率3.63となり、目下ワイルドカード争いで4番手につけるブルージェイズは今回の敗戦により、暫定でワイルドカード3枠目に収まるレンジャーズとの1.5ゲーム差を縮めることに失敗した。
現地局『CBSスポーツ』は同日付の電子版に菊池の敗戦を伝える記事を掲載し、その冒頭でこの試合での左腕の投球内容を振り返った上で、「先発5試合連続で1失点以下としていたキクチは、直近15回1/3で13失点(自責9)を喫している」と、好調から一転してパフォーマンスを落としたここ最近の数字について触れた。
「土曜はブルージェイズの守備も彼にとって全く助けとはならず、遊撃手アーニー・クレメントによる2つのエラーは、ロッキーズによる4得点に繋がった」とバックの援護に乏しかった面も指摘した。
さらに記事では「これでキクチは今季27試合に先発し、143回2/3を投げ、防御率3.63、1.26 WHIP、そして三振:四球を152:42とした」と今季の成績を振り返りつつ、「それでもこれらの比率は、5年に及ぶ彼のキャリアでは最高の数字となっている」と伝えている。
一方、『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、試合後に投稿したレポート記事の中で、このゲームにおける菊池を含めた投手陣のパフォーマンスについては触れず、冒頭で「コロラドへの遠征は、全てにおいて攻撃次第となるはずだったが、ブルージェイズのグラブが足を引っ張り続けている」と、敗因について記した。
続けて、ボー・ビシェット、マット・チャップマン、そしてダニー・ジャンセンと、欠かすことのできない重要な戦力が揃って戦線離脱していることについて触れた。
その上で、「(ケガで離脱中の選手は)いずれも、今後やってくる本拠地トロントでの試合のどこかの時点で復帰する望みはあるが、それまでの間、ブルージェイズはしっかりと守備を引き締めるか、あるいは、守備のミスが関係なくなるくらい打ちまくる必要がある」と論じている。
J SPORTS 編集部
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