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千賀滉大(メッツ)
注目の日本人対決は、今季アメリカンリーグMVP最右翼に軍配が上がるも、メッツのルーキー右腕は、残念なシーズンを送るチームにとっての希望の星であり続けた。
MLB初年度ながら既に2桁勝ち星を挙げている千賀滉大は現地8月25日(日本時間26日)、本拠地シティフィールドでのエンジェルス戦に先発すると、6回2/3を投げ、4安打2失点、10奪三振3四球の快投でクオリティスタートを達成するも、打線に援護に乏しく、今季7敗目を喫した。
この試合で実現した大谷翔平との日本人対決は、千賀が大谷にこの日相手打線に許した唯一の長打となる2塁打を浴びるなど、1安打2四球で二刀流スターが制した。試合はメッツが1-3で惜敗している。
◆試合結果
エンゼルス|0 0 2 0 0 0 0 0 1|3
メ ッ ツ|0 0 1 0 0 0 0 0 0|1
地元紙『ニューヨーク・ポスト』は同日付で電子版に「コウダイ・センガは力強い先発登板を果たすも、メッツはショウヘイ・オオタニ率いるエンジェルスに敗戦」と題した記事を掲載した。
大谷が右肘の靭帯を損傷したことから、「たとえメッツがスティーブ・コーエン(オーナー)の金庫室の奥まで手を伸ばし、このオフシーズンに史上最大の注目を集めるフリーエイジェントをクイーンズに誘い込んだとしても、ショウヘイ・オオタニは恐らくこのチームの先発ローテーションの一員とはならないだろう」と前置き。
その上で、「最も確実なのは、メッツの先発投手5人の中に、既にマックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーがもういないチームの、次期エースになる可能性を示し続けているオオタニの同胞だ」とした。
また、続けて「コウダイ・センガはシリーズ初戦でまたも見事な投球を見せ、シティフィールドに集まった3万8271人の前でオオタニのエンジェルスに3-1で敗れた試合で、1番の呼び物とはならなかったものの、悲惨なシーズンを送る球団にとっての最高の出来事の1つであり続けた」と伝えた。
さらに記事では、この日の右腕について「力強い6回2/3を投げた」と要約した上で、「彼はシーズン3度目の2桁奪三振をマークし、ピュアな投球とピンポイントの制球で秀でたパフォーマンスを見せ続けている」と評した。
また、記事では「30歳は5試合に先発した4月の防御率を4.15としてMLBでの最初のシーズンをスタートさせた」としつつ、「それ以降、彼は19試合に先発し、防御率2.94をマークしており、彼の投球は誰にでも通用し、マラソンのような長丁場のシーズンにも耐え抜けることを証明している」と評した。
そして、この日千賀が投じた『ゴーストフォーク』に対し、エンジェルス打線は18回スイングし、うち14回は空振りで、残りの4回はファウルだったことから、「向こうはゴーストフォークをインプレーにできなかった」と伝えた。
記事では、現在の千賀の立ち位置について、「防御率3.17のセンガはナ・リーグの規定に達した投手で5位にランクインしており、あと少しでサイ・ヤング賞争いの俎上に載りそうな所にいるほか、ナ・リーグ新人王投票では、アリゾナのコービン・バーンズがタイトルをほぼ確定させたとはいえ、トップ3フィニッシュの有力候補となっている」と説明。
その上で、「この夜はオオタニのものだったかもしれない」としつつ、記事は「メッツは来季、少なくともマウンド上は、センガのものとなることを願っている」と、来季への期待をにじませながら締めくくられている。
J SPORTS 編集部
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