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野球 コラム 2023年8月15日

ダルビッシュ有、1919奪三振。MLB通算で野茂英雄を抜いて日本人歴代トップに

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ダルビッシュ有(パドレス)

日本を代表する右腕が、現在同じ球団に所属する日本人レジェンドの記録を更新した。

パドレスのダルビッシュ有は現地8月14日(日本時間15日)、本拠地ペトコパークでのオリオールズ戦に先発登板すると、6奪三振をマークし、MLB通算奪三振数で野茂英雄氏を抜いて日本人歴代トップに躍り出た。

右腕は7回を81球でこなす効率的な投球を見せるも、5回に満塁から走者一掃の適時二塁打を許すなど、8安打4失点で今季8敗目(8勝)を喫した。試合はパドレスが1-4で敗れ、ここ10試合の成績を2勝8敗とし、ナショナルリーグのワイルドカード争いでまた一歩後退することとなった。

◆試合結果
オリオールズ|0 1 0 0 3 0 0 0 0|4
パドレス  |0 0 0 0 0 1 0 0 0|1

『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合後、「ダルビッシュがMLB奪三振数で日本人投手トップの座を手にする」と題した記事を投稿し、その冒頭で「37歳の誕生日まであと2日となったユウ・ダルビッシュは、今も節目の達成や偉業を積み上げ続けている。最新の達成は大きなものだった」と前置き。

その上で、「パドレスがペトコパークにて4-1で敗れた試合の6回に、ボルティモアのラモン・ウリアスから三振を奪ったダルビッシュは、日本生まれの選手としてMLBで通算して最も三振を奪った選手となった」と伝えた。

続けて、記事では「ダルビッシュによるこの夜最後にして6つ目の奪三振は、彼のキャリアにおける1919個目の奪三振であり、これにより彼は伝説的な右腕、ヒデオ・ノモを抜き、単独1位の座に躍り出たのである。偶然にも、ノモも現在はパドレスに雇われており、球団の野球運営部門でアドバイザーを務める彼は、月曜にこの偉業を現地で目撃した」と、日本人レジェンドの現況を綴った。

そして、「ダルビッシュとノモは、MLBと日本の両方で少なくとも1000奪三振以上を記録しつつ、プロ通算3,000奪三振をマークした、ただ2人の選手として、すでに野球史における特別な地位を占めていた。ダルビッシュがサンディエゴにやって来て以来、彼はノモのことを良く知るようになり、オフシーズンには夕食をともにしているほか、ノモがチームに帯同している際は、特にスプリングトレーニングにおいて、一緒に投球に関する話をしている」と、2人の関係性について伝えた。

さらに記事ではボブ・メルビン監督による「彼らは2人の最高にファンタスティックな投手であり、彼らの分野における先駆者たちだ。長い間、向こうとこっちの両方で、やり続けた。恐らく、2人は史上最高の日本人投手だろう」とのコメントを添えた。

なお、カッサベル記者はこの試合のダルビッシュのパフォーマンスについて、「大体においてソリッドだった」とした上で、5回の失点シーンを振り返り、「ダルビッシュは月曜の試合では、最高に支配的だったわけではないかもしれないが、それでも7回を投げ抜き、火曜に負担が増えるかもしれないブルペンを温存した」と評し、最後に「そしてその過程で、彼は大陸を跨いだ野球の歴史を作ったのである」と伝えた。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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