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野球 コラム 2023年8月9日

【横浜好き】週間MVPはカンフル剤として期待される大田泰示と延長10回無失点のバウアー。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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4日は東克樹が7回1失点と好投し、牧がチーム18イニングぶりの得点となる逆転2ランと理想的な試合展開だったが、8回に2番手の伊勢大夢が連打を浴びて逆転を許したが、悪送球などのミスが重なっての失点だった。5日は先発の大貫晋一が申告敬遠後の投手にタイムリーを打たれるなど、3回5失点と背信の投球。攻撃陣も1回から3イニング連続併殺打という拙攻で、8安打を記録したが、得点は戸柱恭孝の一発と大和の2点タイムリーの3点にとどまった。

ロースコアの接戦となった6日も相手を上回る8安打を放ったが、得点は6回の牧とソトのタイムリーの2点のみ。1点差に迫った後の2死1・2塁、7回は無死2・3塁、8回にも1死1・3塁と、チャンスでことごとく、あと一本が出ず痛恨の3連敗。試合終盤に強まった雨は、代打を起用されてベンチで失意の表情を見せた佐野と合わせて、まさに『涙雨』のように見えた。

*****

週間成績を見ると先発投手は来日後、1番の投球を見せたバウアーを含めて勝ち星はなし。ハイクオリティスタートの東はリリーフ陣が逆転を許し、2日は6月16日以来の先発となった濱口遥大が6回2失点の好投も報われず、またも今季初勝利はなりませんでした。1日の今永昇太はアクシデントで5回途中1失点降板。6日の石田健大も6回途中3失点で今季6敗目を喫しました。

リリーフ陣は山崎、伊勢、エスコバー、入江大生と前半戦で勝ちパターンを担った投手が失点を重ねる中、ウェンデルケンと森原康平が3試合、上茶谷大河と石川達也が2試合で週間防御率0.00を記録しています。野手は宮崎が週間打率.364と復調の兆しを見せ、5試合に出場した大田が同.500をマークしていますが、打点数を見ると同.292で4打点の牧が最高で、同.150で4年ぶりに代打を出された佐野を筆頭に、打線は全体的に元気がない選手が多いようです。

週間MVPは、野手が2試合連続猛打賞でOPS1.143の大田を低迷するチームのカンフル剤と期待して選出。投手はサイ・ヤング賞投手の肩書きに相応しい気迫の投球でチームを鼓舞し続けるバウアーしかいないのではないでしょうか。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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