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大谷翔平(エンジェルス)
痙攣で緊急降板した投手が、その後、同じ試合で本塁打を放つ。二刀流スターがまたもそんなアンリアルなことを現実にした。
エンジェルスの大谷翔平は現地8月3日(日本時間4日)、本拠地エンジェルスタジアムでのマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場すると、マウンド上では4回までを59球で投げ、3安打無失点、4奪三振1四球と、前回の1安打完封に続き快調なパフォーマンスを披露するも、右手の痙攣により、ここで緊急降板となった。
しかし、その後も打席には立ち続け、6回には二死から申告敬遠で出塁すると、二盗を決め、新戦力CJ・クロンによる同点適時打をお膳立てした。さらに8回の第4打席には右翼スタンドに弾丸ライナーで突き刺さる今季40号ソロ本塁打を放ち、ブルペンに2点差のリードをもたらした。
この本塁打に現地放送の実況は「この男、ショウヘイ・オオタニを言いあらわせる言葉は全くもってありません。四球、盗塁ときて、シーズン40号となるロケット弾のホームラン。彼は手と指の痙攣により4回で降板したのに、その後、ロケット弾のホームランを放ちました」と興奮を隠さず手放しで賞賛。
しかし、試合は最終回に守護神カルロス・エステベスがグランドスラムを被弾するまさかの展開となり、大谷の活躍も虚しくエンジェルスが3-5で敗れた。
◆試合結果
マリナーズ|0 0 0 0 0 1 0 0 4|5
エンゼルス|0 0 0 0 0 2 0 1 0|3
地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』は、同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、今回の敗戦について、「敵地9日間の遠征から戻った初戦での敗北は、4回で降板しながらも、攻撃ではフル出場し、8回に今季40号ホームランを放ったオオタニの頑張りを台無しにした」と伝えた。また、途中降板の原因となった痙攣については、「大谷が痙攣の影響を受けたのは、ここ8日で3度目」と、その頻度に懸念を示した。
一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合後に投稿した速報記事の中で、大谷の40号本塁打について伝えつつ、この日のマウンド上のパフォーマンスについては、「いつもより球速の速い投球を見せていた」とした。
そ上で、「彼の球速はシーズン平均よりも速く、この日の速球は平均98.7マイル(158.8キロ)で、最速は100.2マイル(161.3キロ)に達した。彼の今季のフォーシームの平均は96.9マイル(155.9キロ)となっている」としつつ、「ただし、オオタニは5球で終えた4回には、速球を投げなかった」と、この時点で何かしら異変があったのではないかとの見方を示した。
J SPORTS 編集部
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