【ハイライト動画あり】トヨタ自動車（豊田市）、JR東日本（東京都）との接戦を制し4年ぶりの決勝進出。都市対抗野球大会 準決勝

トヨタ自動車vs.JR東日本

第94回都市対抗野球大会は11日目を迎え、25日（火）がいよいよ決勝戦。24日（月）は準決勝の2試合が行われる。第1試合はトヨタ自動車（豊田市／東海第1代表）とJR東日本（東京都／東京第2代表）の対戦だった。

JR東日本は左腕・西居建陽が21日の2回戦から中2日、トヨタ自動車は左腕・森田駿哉（Honda鈴鹿からの補強）が20日の2回戦から中3日で先発を任された。

トヨタ自動車は1回表、1番・八木健太郎がサードゴロ失策で出塁し、2番・徳本健太朗、3番・北村祥治も連続安打で続いて無死満塁と先制のチャンス。一死後に5番・多木裕史がレフトに犠牲フライを放つと、今大会初先発の6番・樺澤健も二死1・2塁からレフト前にタイムリー安打。初回から2点を先制する。

JR東日本は5回裏、一死3塁から1番・向山基生のセカンドゴロで走者が生還。2点差に詰める。しかし、他のチャンスでは「あと1本」がなかなか出なかった。トヨタ自動車は先発・森田が6回まで1失点と試合を作る。7回から登板したプロ注目の右腕・松本健吾も3イニングをヒット1本に抑える万全のリリーフを見せた。

打線は西居から追加点を奪えずにいたが、8回表に一死満塁のチャンスを作ると8番・佐藤勇基がライトに犠牲フライを放ち3点目。トヨタ自動車が3-1でJR東日本を下し、4年ぶりの決勝進出を決めた。なお、準決勝の第2試合がヤマハ（浜松市）と王子（春日井市）の対決なため、決勝戦は「東海対決」となることも確定した。

◆試合結果
トヨタ自動車｜2 0 0 0 0 0 0 1 0｜3
ＪＲ東日本　｜0 0 0 0 1 0 0 0 0｜1

◆投手
・トヨタ自動車：○森田駿哉、松本健吾
・ＪＲ東日本　：●西居建陽、西田光汰

文：大島和人